カテゴリー セミナー
公開日 2023.05.22
5月14日に行われた下院総選挙で、革新系の野党「前進党(ガオグライ党)」が第1党、タクシン元首相派の最大野党である「タイ貢献党(プアタイ党)」が僅差で第2党となり、最短で7月にも新政権が発足する見通しとなったことで、10年近く続いた軍政権からの交代に向けて各界から大きな注目を集めています。
過去の軍事クーデターや反政府運動など変化の激しいタイの政治に対しては、不穏なイメージを抱き、ビジネスへの影響を危惧する在タイ日系企業や日本人ビジネスパーソンも少なくないのではないでしょうか。
しかし、欧米由来の民主主義を物差しにタイの政治を考えると本質を見誤ります。タイの政治の歴史や特徴、タイ人の価値観を踏まえた上で、タイ独自の民主主義を理解すること。これこそが、タイでビジネスを軌道に乗せる上では欠かせない視点です。
そこで、本セミナーでは、タイの池上彰こと、タイを代表する政治経済の学者ソムチャイ・パカパーッウィワット氏を特別ゲストにお招きし、今回の総選挙が意味するもの、さらにタイの政治が今後日本企業にどのような影響を与えるのか、ビジネスとも密接に結びついているタイの政治の本質を読み解きながら、徹底解説します。
・在タイ日系企業の経営者、駐在員
・タイや東南アジアに拠点を持つ日本企業
・タイ進出を検討している日本企業
プログラム
1. 2023年総選挙結果の解説
– 誰も予測していなかった前進党(ガオグライ党)が第1党になった社会的背景をタイ人目線で徹底解説!
2. 今後の予測される展開とは
– 前進党(ガオグライ党)とタイ貢献党(プアタイ党)が連立政権を組んだ後、果たしてピタ氏は首相になれるのか?そもそも連立政権はうまくいくのか?大臣ポストの奪い合い?!
3. 日本企業に与える影響は
– 公約が実現した場合、最低賃金の高騰をはじめ、日本企業がタイで事業を行うメリット・デメリットを解説!
4. Q&A
– 時間が許す限り皆様の疑問にお答えしていきます!
ソムチャイ・パカパーッウィワット 氏
Independent Scholar
タイを代表する政治・経済学者。チュラロンコーン大学文学部を卒業。スペイン・マドリード大学政治学 学士号・修士号取得。フランス・ナンシー大学国際経済学 修士号・博士号取得。ヨーロッパを拠点に世界の政治・経済を学ぶ。帰国後、タマサート大学の政治学で教鞭を振るい、副学長まで務めた。また、1985年頃からタイ証券取引所(SET)顧問を務め、参議院議員、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の政治経済担当顧問など、タイの政治・経済界と学術界の架け橋役として活躍。現在は、タイの著名大学で客員教授などを務める。政治経済以外は、交渉術の専門家であり、タイでトップクラスのスペイン語の言語学者でもある。
ガンタトーン・ワンナワス
mediator co., ltd.
CEO
在日経験通算10年。2004年埼玉大学工学部卒業後、在京タイ王国大使館工業部へ入館。タイ国の王室関係者や省庁関係者のアテンドや通訳を行い、タイ帰国後の09年に「Mediator Co., Ltd.」を設立。日本貿易振興機構(JETRO)や日本政府機関、地方自治体の仕事を請け負う他、在タイ日系企業の日本人駐在員やタイ人従業員に向けて異文化をテーマとした講演・セミナー・研修を実施(講演実績、延べ12,000人以上)
開催概要
名称
無料セミナー|タイ政治の行方 ~専門家による2023年タイ総選挙解説~
日時
2023年6月6日(火)15:00~17:00(タイ時間)
主催
TJRI(Thai - Japanese Investment Research Institute : タイ日投資リサーチ)
言語
日本語 / タイ語の逐次通訳
形式
ハイブリッド形式
会場
Major Tower Thonglor 会議室 / ZOOM
定員
(オンライン)500名(オフライン)100名
参加費
無料
申込方法
<申込〆切>
(オフライン)5月31日(水)18:00(タイ時間)
※(オフライン)お申込み後、事務局より別途お送りするご案内のメールをもって参加確定とさせていただきます。
※(オンライン)お申込み後、ご登録いただいたEメールアドレス宛に視聴用URLをお送りいたします。
注意事項
人数制限があるため、原則先着順とさせていただきます。〆切前でも定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。
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