ArayZ No.104 2020年8月発行タイ現地化4.0 - コロナ禍とその後を生き残る、生産性高い組織の作り方
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カテゴリー: 自動車・製造業
公開日 2020.08.10
7月15日~26日まで自動車、二輪の展示即売会「バンコク国際モーターショー」がバンコク郊外の展示施設インパクトで開催された。ベンツが出展を取り止めなどあったものの、17万㎡のスペースに自動車27ブランド、二輪12ブランドが出展。各社は新車を投入し、販売増へのテコ入れを図った。
トヨタは同9日にタイで世界初公開した小型スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」を出展。1966年から販売されているトヨタの人気シリーズ、カローラの中で初めてのSUVとなった。チャチュンサオ県の工場で生産され、燃費はハイブリッド(HV)モデルで23.3㎞/L、ガソリンエンジンモデルで15.4㎞/Lとなる。価格は95万9,000バーツ~。
日産は6月24日に発表された小型SUV「キックス」を出展。ガソリンを燃料にエンジンが発電機を回して電気を作り、モーターを回す電動駆動装置e-POWERを搭載している。タイの工場で生産され、価格は88万9,000バーツ~。
当初、3月に予定されていたが新型コロナウイルスの影響で延期を重ねた。コンパニオンはフェイスシールドを着用、各ブースに人数制限を設けるなど感染防止策を実施。期間中に自動車18,381台(前年比52%減)、二輪4,410台(同18%減)が受注された。
あいおいニッセイ同和損害保険のタイ現地法人あいおいバンコクインシュランスは6月から、トヨタモーター(タイランド)が展開するコネクテッドカーを対象にした運転挙動反映型テレマティクス自動車保険「TOYOTA Care PHYD」の販売を開始した。
テレマティクスとは、GPSなどの車載機器と通信システムを利用して、さまざまな情報やサービスを提供する仕組み。一方、コネクテッドカーはインターネットに常時接続し、運転手の運転動態を取得できる通信機器を備えている。これらにより急加速、急ブレーキなどの運転挙動と走行距離に応じて安全運転の度合いをスコア化し、翌年の保険料を割引する。
同社は既にタイで走行距離連動型自動車保険を17年から発売。TOYOTA Care PHYDはタイ初の本格的な運転挙動反映型保険となる。
THAIBIZ編集部
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