ArayZ No.78 2018年6月発行知らないことがリスクです!国際相続
この記事の掲載号をPDFでダウンロード
掲載号のページにて会員ログイン後、ダウンロードが可能になります。ダウンロードができない場合は、お手数ですが、[email protected] までご連絡ください。
カテゴリー: ASEAN・中国・インド
公開日 2018.06.25
最近、ビエンチャン市内で、鮮やかな緑色の車を見かけたので、一体何だろうと運転手に声をかけてみると、1枚のチラシを手渡されました。そこには「ラオス初のOnline Supermarket」とあります。そこで、インターネットで検索してみたところ、オンラインで食品などを購入すると、あの緑の車で自宅まで届けてくれるのだそうです。
ラオス国内のeコマースについてどんな法律や規制があるのか、商工省に聞き取りに行きました。すると、eコマースは新形態のビジネスで、既存の消費者保護法(2010年)や電子商取引法(12年)ではカバーされておらず、まさに現在、商工省、郵便・電気通信省、科学技術省などが新しい法令を起草中とのことでした。
eコマースは政府も注目するビジネスのひとつで、すでに商工省とラオス商工会議所が主導する「Plaosme.com」というオンラインショップもあります。今後のスピーディーな法整備が期待されています。
オンラインスーパーマーケットのチラシ
ラオスの中小企業が出店するオンラインショップ「Plaosme」
One Asia Lawyers ラオス事務所
内野里美
1979年生まれ、東京外国語大学ラオス語学科卒業。
2005年よりラオスにて日本のNGO、日本大使館勤務を経て2016年3月よりJBLメコンラオス事務所に常駐、現在に至る。
[email protected]
http://oneasia.legal/info
1993年の総選挙でカンボジアが新たな国造りをスタートして25年。今年7月には、そこから数えて6回目の総選挙が行われます。
真の民主主義の根底には、自由で公正な選挙が下地としてなければなりませんが、過去のカンボジア総選挙では必ずしもそのようにはなっていませんでした。例えば前回2013年の総選挙では、1,000万人近い有権者のうち、100万人以上の有権者が選挙名簿から漏れていたり、多くの海外出稼ぎ労働者達が投票の機会を与えられなかったりしました。また票の売買、票の集計方法の不正、一部メディア統制などの問題も生じました。
今年の総選挙では、フンセン首相率いる与党人民党の圧勝が予想されていますが、この背景には今年に入り実施された最大与党の解体が大きく起因しています。親中姿勢が強い与党人民党が大勝利を収めることが、中国の覇権主義を受け入れることとイコールにならない事を祈るばかりです。真の民主主義実現に向けて、大好きなカンボジア国民と政府の信頼関係が築かれて欲しいものです。
MATES GLOBAL COMMUNICATIONS CO., LTD.
代表取締役 柳内 学
1975年生まれ、城西大学経済学部卒業。2007年、カンボジアにNGOの職員として赴任し、日本語学校の設立運営に従事。2009年、教え子と共に同社を設立。
現在はカンボジア人向け情報誌の発行事業を主に他事業を分社化、経営を多角化している。カンボジア在住10年。
[email protected]
https://chugapon.com
www.mateskh.com
ArayZ No.78 2018年6月発行知らないことがリスクです!国際相続
掲載号のページにて会員ログイン後、ダウンロードが可能になります。ダウンロードができない場合は、お手数ですが、[email protected] までご連絡ください。
THAIBIZ編集部
タイのオーガニック農業の現場から ~ハーモニーライフ大賀昌社長インタビュー(上)~
バイオ・BCG・農業 ー 2024.11.18
タイ農業はなぜ生産性が低いのか ~「イサーン」がタイ社会の基底を象徴~
バイオ・BCG・農業 ー 2024.11.18
「レッドブル」を製造するタイ飲料大手TCPグループのミュージアムを視察 〜TJRIミッションレポート〜
食品・小売・サービス ー 2024.11.18
第16回FITフェア、アスエネ、ウエスタン・デジタル
ニュース ー 2024.11.18
法制度改正と理系人材の育成で産業構造改革を ~タイ商業・工業・金融合同常任委員会(JSCCIB)のウィワット氏インタビュー~
対談・インタビュー ー 2024.11.11
海洋プラごみはバンコクの運河から ~ タイはごみの分別回収をできるのか ~
ビジネス・経済 ー 2024.11.11
SHARE