明治大学学長、サシン経営大学院を訪問

明治大学学長、サシン経営大学院を訪問

公開日 2023.04.12

明治大学の大六野耕作学長が2022年11月4日、チュラロンコン大学サシン経営大学院を訪れ、同年6月に行われた、同院のイアン・フェンウィック学長とチャイポン・ポンパニッチ副学長による明治大学表敬訪問に感謝の意を伝えた。

当日は、大六野学長と共に吉村孝司専門職大学院長、藤岡資正専門職大学院教務主任・サシン日本センター所長が同行し、施設見学やサシン経営大学院の代表団と会談を行なった。

サシン 明治大学 会談

明治大学学長 サシン経営大学院視察

明治大学学長 サシン視察

両校は2019年にパートナーシップを確立、22年には両キャンパスにリエゾンオフィスを開設し、学生や教員の交流、研究やデータ連携などで協力している。国際認証を受けている明治大学のビジネススクールは現在、グローバル・パートナーシップの強化に取り組んでおり、東南アジアでの提携先は同校にとって初めて。

サシン経営大学院を始め、グローバルなパートナーシップ展開に注力する背景について大六野学長は次のように語る。

「これまで日本の大学にとって最も必要なことは、研究と教育でした。しかし現在は、実際に社会に出て、それぞれの仕事をマネージするスキルを持っているかどうかが問われています。日本は1950年代から80年代にかけての経済的な成功により、自分たちのやり方に疑問を持たずに進んできてしまったため、大学でも企業でもその部分が欠けているのかもしれません。しかしながら、先行き不透明な『VUCA(ブーカ)の時代』では、正解のない中で自ら正解を探していかなければならない。既成概念を取り払い、必要なスキルを磨き、新しいアイデアを持つには、日本とは異なる文化や価値観を持つ人が集まる環境で共に切磋琢磨することが最善策だと考えています」

明治大学 大六野学長

大六野氏が法学部長に就任した2008年以降、明治大学は学生のグローバル教育に力を入れており、2009年度に355名だった留学生をコロナ禍前の2019年度には2,300名まで伸ばしている。学生だけでなく社会人の内向き志向も議論される昨今、吉村孝司専門職大学院長は、サシン経営大学院との提携をきっかけに「内なる国際化」の推進にも期待を寄せる。

明治大学 吉村孝司専門職大学院長

また、本誌コラムニストでもある藤岡資正教授は両校からクロスアポイントメントされており、日本では珍しい事例だ。

サシンと明治大学からクロスアポイントメントされる藤岡資正教授

「ここ4、5年の間に、日本政府は民間企業や他の団体で活躍する能力のある人々を大学教育の中に取り込むことが活性化の手段となると考え、経済産業省を中心としたプログラムが展開されました。ある大学の教授でありながら他の大学でも教鞭を執る『クロスアポイントメント制度』は世界的には珍しいことではありませんが、本校でも新しい教育の可能性を切り開いてみたいと初めての試みです」(大六野氏)。

同制度を通じて、タイと日本のボーダーレスなビジネス教育が期待される。

明治大学卒業生と懇談する大六野学長と吉村専門職大学院長

明治大学卒業生と懇談する吉村専門職大学院長(左)、大六野学長(左から3番目)、藤岡教授(右)

 

明治大学MBA(グローバル・ビジネス研究科)

1881年に設立され、歴代首相2名を含む数多くの人材を輩出しており、毎年約10万人の志願者が集まる。商学部(1904年設立)および経営学部(1953年設立)は日本の私立大学としては最も古い歴史を有しており、公認会計士試験合格者数などでも日本トップクラスの実績(21・22年度、第3位)がある。明治大学ビジネススクールは、東京お茶の水キャンパスで開講され、国内で初めて国際認証EPASを取得している。

Web:https://www.meiji.ac.jp/

サシンロゴチュラロンコン大学サシン経営大学院

1982年設立。提供される学位の多くがケロッグ経営大学院とのジョイントディグリーである点が特徴的で、特にマーケティングとファイナンスの分野に強みを持っている。MBAEMBAHRMHRMディプロマ、PhDなどの学位プログラムを有しており、正規生として毎年約700名が在籍するアジアを代表する経営大学院である。

Web:https://www.sasin.edu/

THAIBIZ編集部

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