ネクスター・リビング – Nexter Living Co., Ltd.

パートナー募集背景

COVID-19のパンデミック以降、今日、健康管理に関する注目が世界的に益々高まっている。タイは「高齢化社会」から「高齢社会」へ移行しつつあり、高齢者は、立ち上がる際にバランスをとることが難しくなったり、転倒しやすくなるなど、健康上の問題を抱えている。これらの問題は身体だけでなく、心にも影響を与えている。
Nexter Living社は、高齢者ケア以外にも、自宅療養を必要とする患者へのケアに注目しており、患者の健康状態を通常時も緊急時も常に追跡できるようにしたいと考えている。
こうした中、同社は下記4つのシステムの技術をもつパートナー企業を探している。

家庭用IoT医療機器に関するシステム

高齢者や自宅療養中の患者の健康状態を常に監視できるクラウドプラットフォーム接続の測定デバイス。
患者や高齢者の重要な健康情報を家族や病院に送信する遠隔患者監視システムや、さまざまな測定値をデバイスから送信し、クラウドプラットフォームに接続することで、自宅で簡単に医師の診察を受けることができるシステムを探している。また、病気の早期発見・早期治療が病状の回復率上昇につながることで注目され始めている自宅での初期診断機器・システムも探している。

1）バイタルサインモニタリング
心拍数、血圧、体温、血糖値、血中酸素濃度のバイタル サイン監視装置またはシステム。

2）持続血糖モニター、持続マルチリードECGパッチ
持続血糖モニタリング装置またはシステム、ポケットサイズの連続測定が可能なマルチリード心電図モニター

3）家庭用化学診断キット
自宅で検査できる診断検査キット

患者が自宅で理学療法を受けられる在宅リハビリシステム

同社は自宅療養の必要がある患者のケアに注目しており、 患者の状態を通常時も緊急時も常に監視できる機器やシステムが必要であると考えている。また、患者は身体機能回復のための理学療法を必要としており、患者が自宅で理学療法を行えるようにするために、在宅リハビリシステムも探している。

1）MSKリハビリテーションのためのデジタルプラットフォーム
オフィス症候群を解決するMSK（筋骨格系）疾患のリハビリテーション
2）脳卒中後のリハビリテーション
3）手術後のリハビリテーション
4）健康管理

脳の健康状態のモニタリング及び維持システム

タイの高齢化が進む中で認知症を患う高齢者が多いため、重要な課題だとしている。そのため、脳の働きの状態をチェックし、高齢者の脳が正常な状態で引き続き機能できるように維持して脳の機能の劣化を遅らせる機器・システムを活用することで高齢者の健康を守り、家族の負担を軽減したいと考えている。

1）MCI、認知症、アルツハイマーのバイオマーカーを使った早期発見
軽度認知障害（MIC: Mild Cognitive Impairment）などの脳の異常を認知症、アルツハイマーとなる前に早期に発見することを助けるシステム
2）脳の健康維持
脳の機能を正常な状態に維持するシステム

高齢者向けのホームソリューション

高齢者が健康に安心して暮らせ、さらに家族や介護者の負担を軽減し、心配を軽減できる高齢者向けのホームソリューションを探している。

1）ソフトフロア
高齢者が転倒した際の危険を軽減する床材または壁材
高齢者が転倒した際の床や壁との衝突の衝撃を軽減し、怪我の重症化を軽減するもの
2）転倒検知機
高齢者の安否を常に見守る装置として、小さくて美しく（お守りのようなものでもよい）、首から下げたり、バッグに入れることができ、高齢者が転倒するとすぐに介護者または病院に知らせる信号を発信する。
3）シニア向けコンパニオン
移乗介護ロボット、娯楽用ロボット、薬の服用の通知や医師の診察を思い出させたりするためのロボットなど、高齢者の世話をする相棒となるデバイスやロボット
4）離床状況監視システム（Bed occupation monitoring system）
睡眠時の悩みを解決する高齢者の健康モニタリングシステム付きベッド