業界: Food & Beverage
公開日 2023.08.02
Thai Wah Public Company Limited(TWPC)は、粉物および関連食品の世界的リーディングカンパニーになるという企業戦略を掲げ、生産力と商品ブランドの両方の強みを活かして75年以上にわたり農業および食品業界で事業を展開している。
現在、東南アジア最大のタピオカ粉メーカーであり、タイとベトナムで最大の春雨・クイッティアオ(米麺)のメーカーとなっている。
主要な事業は、タピオカ粉および関連製品(収益の80%)、食品(収益の20%)、バイオプラスチック(新事業のためまだ収益がない)の3つである。これらの事業は国内外の市場に展開しており、現在5カ国以上に工場と支社を持ち、世界中の35カ国以上に製品を輸出している。
主な事業と詳細は下記。
【パートナー募集背景】
~タピオカ粉関連事業~
消費者の健康、安全性、及び質の高い栄養の提供を目指している。特に、食品および食品添加物の製品開発において、化学物質の代わりにタピオカ粉を使用することで、食品産業における化学物質の使用の削減を行っていきたい。
~食品事業~
タイ国内外の市場向けに、春雨や米粉の麺類を製造している。海外向けの製品としては、現在、韓国市場向けにチャプチェの製造をしているが、日本市場向けの製品の製造・販売はまだない。そのため、日本市場向けに新たに麺製品を開発するパートナーを探している。日本において既に一般的に販売されている麺類だけでなく、特定の顧客グループのニーズに応えるような新製品を製造することも検討している。
~バイオプラスチック事業~
日本は政策として化石資源由来の原材料の使用削減、日本国内で使用するプラスチックにおけるバイオマス利用の割合を増やす方針をとっており、日本市場向けのバイオプラスチック生産・販売の機会を見出している。
1.ケミカルな食品添加物の代替としてタピオカ粉を原料利用する事業開発
バイオベースの食品添加物に関連する技術を持つ企業と共同製品開発・マーケティングを行いたい。
2.春雨などの食品を日本市場に輸出するため、日本のニーズに沿う製品の共同開発
既存製品を活用し、日本への市場投入を支援する製品開発チームを持つ企業と協業していきたい。
3.日本市場向けのバイオプラスチック製品の共同開発
専門性の高い製品研究開発(R&D)チームを持つ企業と進めていきたい。
利用可能なアセット
◆タイ国内:工場7ヶ所
タピオカ粉、粗でんぷん粉、サゴ粉を生産する工場をカンペーンペット県、カラシン県、ウドーンターニー県、ナコーンラーチャシーマー県、ターク県に持つ。総生産能力は年間443,000トン。
加工タピオカ粉の工場はラヨーン県にあり、年間6万トンの生産能力を持つ。
春雨・クイッティアオ(米麺)工場をナコーンパトム県に保有。
◆ベトナム:工場2ヶ所
(1) Tay Ninh Tapioca Joint Stock Company :タピオカ粉、有機タピオカ粉、ブドウ糖シロップ、有機ブドウ糖シロップ、米粉、有機米粉を生産
(2) Vietnam Tapioca Company Limited :国内外向けにタピオカ粉を生産
その他、同社の既存の製品ブランドも活用可能。また、東南アジア諸国、米国などへの春雨等の輸出経験もある。
また、バイオプラスチック事業に関しては、ROSECOという生分解性製品ブランドを展開している。
ラヨーンのタピオカ粉工場と同じエリアに新工場を建設し、昨年(2022年)第1四半期に稼働を開始した。年間合計生産能力は現状3,000トン。
必須条件
共通:英語でコミュニケーションができること
1.食品添加物の開発に経験豊富な研究チームがあること
2.海外の食品の日本流通用製品開発に携わった経験があること
3.製品研究開発チームがあること
会社概要
企業名
Thai Wah Public Company Limited
設立
1947年
資本金
880,420,930バーツ
売上
10,466 百万バーツ(2022年)
Website
業種
Food & Beverage
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