「なぜ、日本人はそんなに細かいのか？」「なぜ、そんなにリスクに敏感なのか？」「日本人は私の意見を聞いてくれない」タイ人の多くが日本人に思う疑問です。日本とタイが国交を結んで135 周年、タイに日本企業が進出しておよそ四半世紀、長く深い関係を構築してきた日本とタイですが、タイ人が日本に行き、その姿をありありと見るようになったのはつい最近のことです。会社を立ち上げ、タイ人に技術を教えることを目的にやってきた日本人駐在員から時代は流れ、企業のミッションや課題、駐在員の役割も変化してきました。日本人がタイ人に現場を任せ、そして中心となって会社を運営する時代を前に、もう一度タイ人に日本という国とそこで培われた日本人の価値観、仕事観、人生観に触れ、改めてお互いの得意領域を活かした事業の活性化を考えてみたいと思っています。

本プログラムでは、自身も日本で長く働いた経験を持ち、日本人以上に日本企業や日本人のビジネスパーソンの特徴、考え方の傾向を理解したMediator代表のガンタトーンが、タイとは異なる日本の風土や歴史、文化、社会構造を紐解き、それらが現在の日本人の仕事観にどのような影響を与えたかを解説します。

また、タイ人に対し、日本人経営者視点から日本人上司に対する有効なコミュニケーション方法やポイントなど、職場に戻ってすぐに使える実践的なコミュニケーションフレームワークもお伝えします。お互いの価値観、またそれに伴う行動の違いを認め合うことが異文化理解の第一歩です。日本人と働き始めたばかりのタイ人からベテランのタイ人まで、今一緒に働く「日本人」について理解を深める場にしていきたいと思っています。

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