12/11[水] EV市場に新風！タイ飲料大手SAPPEが仕掛ける戦略的参入に迫る

今回ご紹介するタイ企業は、タイの大手飲料メーカーSAPPE社です。

SAPPE社はココナッツゼリー入り飲料「MOGU MOGU（モグモグ）」やアロエベラ入り飲料「SAPPE Aloe Vera」、タイで初めての機能性飲料の「SAPPE Beauti」などの商品を世界100ヵ国で展開するグローバル企業です。

同社は2006年、日本の産業用ホースのトップブランドTOYOX社と合弁でToyox Trading (Thailand) Co., Ltd.（現TTT Corporation Co., Ltd.）を設立。工業・産業用ホース事業において、タイ国内の10,000以上の工場への販売網を構築しています。

さらに昨年、第3の事業の柱をつくることを目指して、中国企業と合弁でHose Master社を設立し、EV産業に本格参入しました。Hose Master社は、すでにタイサミットグループをはじめ、長安汽車（Changan）やAion、BYDの部品メーカーへの供給体制を確立しており、現在、高品質なEV部品を提供できる日本企業とのパートナーシップを模索しています。

また、EV向けの機械システムやオートメーション技術、AI技術分野で協業できるパートナー企業も募集中です。

今回のOpen Innovation Talkでは、SAPPE社の事業戦略と、タイのEV事業分野での協業のチャンスについて深掘りしていきます。

スピーカー

Mr. Adisak Ruckariyaphong

Chairman of Executive Committee of SAPPE Public Co., Ltd.
Chairman of TTT Corporation Co., Ltd.

Sapanan General Food（現SAPPE）でセールス・マーケティング部門マネージャー、マネージグング・ディレクターを務めた後、2010年にSAPPEのCEOに就任。2011年にToyox Trading (Thailand)を立ち上げ、社長に就任。現在はSAPPEの執行委員会会長およびTTT Corporationの会長。2001年 名古屋大学経営学 修士号取得、1994年 アサンプション大学経営学 学士号取得。