Vol.14 【トータル人材開発考②】人材開発施策を考えるための4つのステップ

ArayZ No.107 2020年11月発行

ArayZ No.107 2020年11月発行変革期の自動車産業 ~タイにおけるCASE~

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    Vol.14 【トータル人材開発考②】人材開発施策を考えるための4つのステップ

    公開日 2020.11.10

     弊社では「ベトナム法人の現地化を進めたいが、幹部人材が十分に育っていない」という悩みをお聞きすることが多いです。10月号に引き続き「トータル人材開発考」というテーマで、現地幹部人材の育成において検討すべきことをまとめます。

    研修からの学びは全体のわずか10%

    米国の人事コンサルタント会社ロミンガー社の調査に、「人の学びは70%が直接経験(本人の経験)、30%が間接経験(その内20%が周囲からのフィードバック、10%が研修や読書)」とある通り、人材開発とは「本人の経験」「(本人に気付きを与える)周囲からの助言」「研修」を三位一体でトータルデザインすることを指します。

    研修=人材開発とは限りません。

    そして人材開発とは行動変容の積み重ねの結果であり、上記のような4つのステップに基づいて行います。

    行動変容を起こすお膳立ての①と②、行動変容への刺激を与える③と④は、人材開発施策をデザインする枠組みとして有用です。

    ①②③④のサイクルを意識して施策設計すれば、思い付きで単発の研修を繰り返すよりよほど効果的な人材開発が期待できます。

    寄稿者プロフィール
    • 長浜 みぎわ プロフィール写真
    • ICONIC Co., Ltd.取締役
      組織人事コンサルティング部統括部長 賃金管理士
      長浜 みぎわ

      ICONIC 組織人事コンサルティング部統括部長/取締役/賃金管理士。横浜国立大学卒業後、日本及びフランスの中小企業を対象とする経営コンサルティング企業にて、新規事業の開拓支援を行う。2006年より青年海外協力隊としてウガンダにて民間職業訓練校における人材育成需要及び労働市場で求められる人材需要に関する調査を実施。07年に渡越後、三井住友銀行ホーチミン支店にて法人営業を担当。10年、ICONIC取締役に就任。

    • ICONIC Co., Ltd. ロゴマーク
    • ICONIC Co., Ltd.
      代表 : 安倉 宏明 ( Yasukura Hiroaki )設立 : 2008年5月TEL : (+84)28-3821-5122(ベトナム)

      URL : iconicjob.jp

      10F Citilight Tower, 45 Vo Thi Sau, Dist 1, Ho Chi Minh, Vietnam

    ICONICグループは「人材サービスでグローバル化する社会を豊かにする」というミッションのもと、2008年にベトナムで創業し、現在は5ヵ国7拠点にてグローバル人材事業を展開しております。メイン事業はASEAN各国現地での人材紹介事業と組織人事コンサルティング事業。そして14年よりベトナムを中心に現地人材および、海外で働きたい日本人向けの転職サイト『iconicJob』を、19年に『iconicHRbase』をスタートいたしました。

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    THAIBIZ編集部

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