バンコクエアウェイズ 自社空港を持つ航空会社 その事業戦略とは

バンコクエアウェイズ 自社空港を持つ航空会社 その事業戦略とは

公開日 2017.08.31

タイ国内に3つの私設空港を所有

バンコクエアウェイズは航空会社だけでなく、ホテル、カーゴ、機内食製造、グランドハンドリングなどの子会社、関連会社を持つ企業集合体だ。
特徴的なのは、1989年に完成したサムイ空港を皮切りに、スコータイ空港(96年完成)、トラート空港(2002年完成)の3つを私設空港として所有している点だ。今後もタイ国内において新たな私設空港の開設を計画しているほか、国外でも現地企業との合弁による空港設立を予定しているという。

バンコクエアウェイズは68年、その前身となるタイ初の民間航空会社サハコン・エアとして設立され、小型機によるチャーター便航空輸送サービスを開始。86年にバンコクエアウェイズへ社名を変え、バンコク―クラビ、コラート、スリンへの定期便を運航していた。
当時、タイ国内空港においては1空港1航空会社というルールが敷かれていたことから、バンコクエアウェイズは自前で空港を設立し、そこに自社路線を確保するという事業戦略を展開していく。サムイ島はすでに人気のビーチリゾートであったが、バスや船を乗り継いで行くしか方法がなかったため、バンコク―サムイ島の便はすぐに人気に火が付いた。

現在、バンコク―サムイ島間は1日平均22の往復便が飛んでおり、サムイ空港にはプーケットやクラビ、チェンマイといったタイ国内便に加え、香港やシンガポール、クアラルンプールへの国際便が発着。スワンナプーム国際空港に次ぐハブ空港としても機能している。

サムイ島で5ツ星リゾートホテルを開業


CELES Beachfront Resort

バンコクエアウェイズの関連会社では、スコータイのSukhothai Heritage Resort、サムイ島のSamui Palm Beach Resort、そして新しくSamui Palm Beach Resortに隣接するCELES Beachfront Resort(以下、CELES)と、タイ国内で3つのホテルを運営しています。
現在、ソフトオープン中のCELESは、リラックス&ヒーリングをコンセプトにした5ツ星ホテルで、今年中にグランドオープンの予定です。バスタブを完備した部屋もあるので、日本人の方にも快適に過ごしていただけると思います。


Group Hotel Coordinator
Watchara Umnuayraksukul氏

CELES Beachfront Resort
www.celesresorts.com
※同ホテル滞在記は下記URLにて紹介しています。
www.arayz.com/celesbeachfrontresort-samui-jul

THAIBIZ編集部

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