
カテゴリー: ビジネス・経済
公開日 2018.07.18
タイ経済を読み解くにあたり、SET(Stock Exchange of Thailand)に上場している企業の売上規模を把握しよう。
第7回は、金融セクターのメインプレーヤーをご紹介。
海外投資を背景に成長してきたタイですが、ここ数年間に目を向けると大洪水や軍事クーデターなどの影響もあり経済の成長力は鈍化傾向にありました。しかし、2017年の実質GDP成長率は+3・9%と直近数年間では最高の伸び率となり、2018年についてもタイ経済成長率の見通しは+3・6%~4・6%になると見られ、この傾向は今後も続くと予想されます。
今回取り上げる金融セクターは、銀行やファイナンス、保険の分野を扱っているセクターです。その中から、私たちの日常生活やビジネスにおいて重要なサービスを提供している「銀行」にフォーカスします。
銀行は、既存の業界でありながら近年のテクノロジーの発展に伴って大きく影響を受けている業界の1つです。スマホの普及によってモバイル・バンキングや電子取引の使用が増え、既存サービスのニーズは減っており、またサイバーセキュリティの重要性が急速に高まっています。タイ政府は、“National e-Payment Master Plan”というプログラムを進めており、キャッシュレス社会へ変換していくことを目指しています。そのため銀行業界のすべてのメインプレイヤーが将来のキャッシュレス社会に備えてITシステムへ積極的に投資を行っています。
銀行業界の全体的なパフォーマンスについては、経済状況が回復するに伴って投資が増え、利息収益やその他金融サービス収益が改善されていますが、経済回復の恩恵を受けているのは輸出関連や観光業関連の大企業が中心であり、個人投資や中小企業の投資需要が期待よりも伸びていないことが課題となっています。
金融セクターは、経済活動において必要不可欠な機能であり、私たちの生活にも密接に関わっている重要なセクターですので、今後も定期的にウォッチする必要があるでしょう。
※ランキングは、SETに上場している企業のセクター別売上額を基準にしています。
※本資料は情報提供を唯一の目的としており、予測・分析の妥当性などは独自でご判断ください。
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THAIBIZ編集部


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