ペットフード事業にも注力するタイ大手食品メーカー

調味料、レトルト食品、プラントベース食品、ペットフードなどの製造・販売を行う食品会社。創業1991年、SET上場企業。タイ国内外に生産工場があり、2022年の売上高は約22億バーツ。自社製品とOEM製品を合わせて、イギリス、アメリカ、インドネシアなど世界30カ国以上・2000アイテム以上の製品が販売されている。

近年では、PTT の子会社 Innobic (Asia) Co., Ltd. と提携したプラントベース食品工場や、同じくInnobicと共同出資している代替たんぱく質レストラン 「alt.Eatery」事業など、イノベーティブな食品事業にも進出している。

主な事業内容

1. バイオ技術を駆使した炭素隔離技術の開発パートナー募集
   現在、NRFはタイ北部に二酸化炭素回収プラントを設立するプロジェクトを進めているが、タイ北部は、トウモロコシの株や茎・皮、稲株、龍眼などの園芸作物の枝等、農業廃棄物の焼却により、PM2.5やその他の大気汚染問題が発生する地域である。
   
   地理条件に合わせて、原料を運び出し別の場所で処理するのではなく、工場自体を現場に移動させることが合理的であるため、移動式工場（Mobile Factory）を計画している。
   手始めとして、1箇所あたり約1,000万バーツの投資をし、20フィートのコンテナの大きさで、1時間あたり1トンの原料の処理ができる見込みである。
   こうした中でNRFは、炭素隔離・貯蔵と、 別事業で使用するバイオカーボン製品製造・開発のための技術パートナーを探している。
2. 日本市場向けプラントベース食品の開発・販売パートナー募集
   近年、消費者の間でプラントベース食品の人気が高まっている。畜産による食物が、地球温暖化を引き起こす原因の一つとなる問題がある中で、NRFは、食品生産工程における炭素排出量の削減に焦点を当てた食品トレンド (Future Food) を牽引する存在となりたいと考えている。
   
   NRFはプラントベース食品の事業を日本を含む海外で拡大したいと考えているが、日本への輸出経験はないため、経験豊富な輸入代理店、日本向けの製品開発パートナーを探している。
3. 日本市場向けペットフードの開発・販売パートナー募集
   動物を家族の一員のように育てる、ペットヒューマナイゼーションが普及している近年、ペット関連事業は着実に成長している。 タイのペットフードの国外輸出も順調に伸びており、2022年の輸出量は前年比34.41％増加した。
   
   こうした流れをうけ、NRFはタイ国外でのペットフード業界に成長の機会があると考えているのだが、日本への輸出経験はないため 、経験豊富な輸入代理店を探している。

パートナー募集背景

事業により背景は異なるが、業務の効率化と販路の拡大を目的として、信頼がおける日本のパートナーと協力して企業価値を高めていきたいと考えている。

利用可能なアセット

～プラントベース食品事業～

・タイ国内外の食品工場
・30か国の海外市場への食品輸出経験
・代替たんぱく質食品の製造技術
・PTT の子会社 Innobic (Asia) Co., Ltd. と提携したプラントベース食品工場
・代替たんぱく質レストラン 「alt.Eatery」（タイ）には、NRPT (Nutra Regenerative Protein Limited) の名前で Innobic (Asia) と共同出資している
・タイおよび海外のプラントベース食品の市場ネットワーク
・イギリスにある大規模プラントベース食品工場（プラントベースのタンパク質食品の製造を専門とする英国企業：Brecks との合弁事業）

 

～ペットフード事業～

・東南アジアへのペットフードの輸出経験
・ペットフード工場
・Botany Petcare （ペットフードOEM製造）
・タイおよび海外のペットフード市場ネットワーク

必須条件

英語でやりとりができること（全事業共通）
関連技術を持ち、実績があること（バイオ事業）
プラントベース食品の日本への輸入・販売経験があること（食品事業）
ペットフードの日本への輸入・販売経験があること（ペットフード事業）

推奨条件

特許技術を持つ企業・組織優遇（バイオ事業）
製品の市場投入を支援するマーケティングおよび製品開発チームがあるとなおよい（食品・ペットフード事業）

対象外の条件

アイディア・コンセプトのみで具体的な技術を持たない企業・組織（バイオ事業）