カテゴリー Open Innovation talk
公開日 2021.09.07
今回ご紹介するタイ企業は、1913年創設のタイ王国最古かつ最大手のセメント製造企業SCG(The Siam Cement Group Public Company Limited.)は、タイ国内外に200以上のグループ会社と49,700人の従業を抱え、ASEAN最大のコングロマリットの一つにも数えられています。主要事業は、セメント建材メーカーのCEMENT-BUILDING MATERIALS、石油化学事業を手がけるCHEMICALS、製紙事業のPACKAGINGの3つで、2020年の売上高は1.4兆円にものぼります。
また、SCGは、持続可能な社会の実現に向けた活動にも積極的に取り組んでいます。Dow Joes Sustainability Indices(DJSI)*の建設資材産業部門では世界ランキングNo.1を獲得し、その他にも環境やサステナビリティ関連の数々のグローバル機関にも加盟しています。ASEANにおけるサステナビリティのリーディング・カンパニーとみなされており、タイの就職先人気ランキングでは常に上位にランクインしています。
SCGのセメント建設資材事業部門は、ますます多様化する顧客の要望に応えるために組織や事業モデルの変化の過渡期にあります。特にニューリテール、ネットゼロ、サービスソリューション、インダストリー4.0、新製品開発分野を重要なテーマとしており、建設と住環境の統合基準を上げていくこと、そしてタイ国内外の企業や組織との協業にも注力しています。
今回の “Open Innovation Talk” では、SCGから2名のゲストスピーカーをお招きし、SCGが取り組むOpen Innovationと優れた新技術を持った日本企業との協業で希望する分野(製品開発とDX)や方向性について皆さんと一緒に探っていきたいと思います。
プログラム
参加費:無料
配信:ZOOMを使ったオンラインLIVE配信
言語:日本語 / タイ語の逐次通訳
司会:ガンタトーン・ワンナワス|mediator co., ltd. CEO
主催:Thai – Japanese Investment Research Institute : TJRI
Mr. Jirapat Janjerdsak
Innovation Management Office, Director, SCG-Cement and Building Materials
これまでGemplus (Thailand) でインドシナ半島全域のスマートカード事業の開発責任者、Nokia(Thailand)で開発者のエコシステムの統括、Microsoft (Thailand)でAPECのGTM戦略担当、POPS Worldwideのコンテンツ事業の製造開発の統括、Siri VenturesでCTO(最高技術責任者)を務めた後、現在はSCG-Cement and Building Materialsのイノベーション管理事業部のDirectorを務めている。
Mr. Anurak Bannasak
Open Innovation and Alliance Management Manager, Corporate Innovation Office, SCG
2006年にSCGに入社以来、知的財産の専門家として、また特許業務と特許専門家、戦略的投資のIPインテリジェンス、域内のIP管理を統括するマネージャーを9年務めた後、2015年からは現職のオープンイノベーション及びアライアンス管理部門のマネージャーとして、SCGのオープンイノベーションと戦略的提携プログラムの推進を担っている。 チュラロンコーン大学工学部核技術科 修士及びチェンマイ大学工学部鉱山工学科 学士 取得
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