ArayZ No.96 2019年12月発行タイの経済を支えてきたファミリービジネス
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カテゴリー: 組織・人事
公開日 2019.12.07
タイでは失業率が1%前後で推移しており、長い間売り手市場が続いております。加えて、Work Venture社調査の「2018年タイ人が働きたい企業ランキング50社」の中には、日系企業は4社しか入っておらず、タイでの日系企業の人気が高いとは言えません。
そんな逆境下でも、我々が採用支援をしている日系企業の中には、採用に成功している企業が多いのも事実です。そんな我々の採用支援実績を元に、「タイでの採用成功術」について、12回に渡り掲載できればと思います。
まず、採用を成功させるためには、採用プロセスの全体を把握し、それぞれのプロセスごとのポイント・注意点を理解する必要があります。
採用プロセスの全体像を大まかに分けると、上流工程の【募集】フェーズ、中流工程の【面接】フェーズ、下流工程の【採用】フェーズがあります。さらにそれら3つのフェーズを3つのステップに分解することができ、計9つのステップになります(図参照)。
3つのフェーズは、それぞれ主要目的が決まっており、その目的に合わせて、各ステップを踏んでいく必要があります。
上流工程に当たる最初のフェーズは、募集です。これはさらに①採用方法の決定、②求人内容の決定、③求人を開始、という3つのステップに分けられます。
中流工程に当たる面接は、さらに④書類選考、⑤面接実施、⑥採用の検討、という3つのステップに分けることができます。
下流工程に当たる採用フェーズは、⑦条件提示、⑧入社承諾、⑨入社前フォローという3つのステップに分かれます。
これら3つのフェーズ、9つのステップは、水を上流から下流まで滞りなく流すということが重要であり、どこかで水が流れていない場合、採用がうまくいかないということになります。次回以降それぞれのステップのポイント・注意点について、紹介できればと思います。
Reeracoen Recruitment
Managing Director
嶋 航
愛知県出身。大学卒業後、コンサルティングファームへ入社し、日本およびベトナムで会計・税務・労務のコンサルティングに従事。2014年よりネオキャリアグループの海外法人REERACOENに入社し、フィリピン、ベトナムの立ち上げ・勤務を経て、18年7月よりタイのReeracoen Recruitmentに勤務。現在に至る。
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THAIBIZ編集部
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