現場力を向上させる グローバル競争を勝ち抜くITソリューション

現場力を向上させる グローバル競争を勝ち抜くITソリューション

公開日 2014.10.27

顧客の声からイノベーションを起こす

パナソニックでは営業人員だけでなく、サービス担当者からエンジニアまでの全員が顧客に携わり、直接ヒアリングを行う活動を推進している。エンジニアもサービスも自社でリソースを持つからこそ、技術とアイデアに、経験と顧客からのフィードバックを生かすことができるのだ。なかでも、定期的に開催しているユーザーとのワークショップでは、エンジニア自らが利用者から使い心地やリクエストといった超えを聴き、製品の改善に役立てている。
このコミュニケーションの継続が顧客との関係性を構築し、リプレイス(買い替え)へと繋がっている。最も古い顧客では英国の都市ガス最大手ブリティッシュガスが、『TOUGHBOOK 』発売の翌年である1995年の初回購入時から現在まで、3〜4年毎に買い替えを実施しながら継続利用している。
タブレット型の『TOUGHPAD 』も堅牢性は『TOUGHBOOK 』と同様だ。スマートフォンが浸透し、ユーザーがタブレット端末でのタッチパネル操作に慣れると、産業現場でもタブレット型の需要が広がった。
「実はタッチパネルとペン操作機能は『TOUGHBOOK 』の初期モデルから既にあり、タブレット端末の浸透により、使い方の幅というよりも、使用される方の幅が広がったかと思います。タッチパネルは基本的にスマートフォンと同じ静電式を採用していますが、これは画面を指で触れた際に発生する微弱な電流(=静電容量)を感知し操作する仕組みであるため、水に濡れてしまうと感知しません。そこで、9月にラウンチしたFZ -M1は、雨に濡れる、ホコリを被る、手袋をして使用するなど、どのような環境でもモードの
切替で快適に使用できるよう工夫しました。これらの環境下でもタッチペン操作が行えるので、工場内での認証作業にも活用できます。紙とペンで行っている作業をペーパーレス化することで、スキャンしPCに取り込むといった二度手間もなくしていくことができます。インテルやマイクロソフトと提携することで、技術面でのイノベーション力も強化されています」。

狙うのはマス市場ではない

永原氏は、技術・アイデア力だけでなく「顧客の声に気付き、反映する」ことの重要性を挙げる。「新機能を追求していくマス市場(コンシューマー)向けの製品と異なり、『変えてほしい』と言われるものだけでなく、『変えないでほしい』と言われる部分を残すことができるのも、私たちの産業用PC強みです。例えば一般的にはもう使用されていないドライバーでも、使えるように残してほしい、とのご希望であれば対応します。この点でも、自社エンジニアリングの強みが発揮されています」。
民間企業の製品導入先としては、自動車ディーラー(整備業)やロジスティクス関連企業からの引き合いも多い。特に大手自動車メーカーでは社内で統一のソフトウェアを使用している場合が多く、〝システムの標準化〞がキーワードになっているという。それを搭載するデバイスの作業現場を選ばない堅牢性と、自社エンジニアのサポート力という同社製品の強みが、ここでも生きてくる。
「私たちの製品はあくまでもPC単体なので、これに工場の製造ラインや品質・出荷管理現場で使われているバーコードリーダーやモバイルプリンターを、ブルートゥースやWi-Fiで結ぶことで作業効率化に繋げるソリューションなどご提案しています。タブレットもモバイルではなくフルウィンドウズを導入、管理本部とのサーバー連携もスムーズです。お客様が共通して気にされるている点は、故障率です。お店の信頼に関わる、人命を左右する現場では、特にこの点が求められます。機械ですので100%故障しないわけではありませんが、どうしても故障するものを、どう長持ちさせるかが肝心です」。

arayz oct 2014 tokushu9月にリリースされた『TOUGH PAD』FZ-M1

 

arayz oct 2014 tokushu検索サイトで“TOUGH BOOK”+“動画”を入力すると、公式から非公式まで、そのタフさの真偽を証明するムービーが山ほどヒットする。
その扱いの荒さといったら、豪快そのもの。引きずり回してみたり、クレーンから落っことしてみたり…エンターテインメントとしてもオススメだ。

公式サイト
www.panasonictoughbook.asia
http://panasonic.biz/pc/tough/check.html

Panasonic Siew Sales (Thailand) Co., Ltd.
75 Seri Thai Road, Kannayao, Kannayao District, Bangkok 10230
TEL : 02-731-8888

THAIBIZ編集部

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