カテゴリー: ビジネス・経済
公開日 2015.06.16
タイには9本のアジアハイウェイ路線が通っており、すべて2車線以上の舗装道路となっている(図表2)。
カンボジアのアジアハイウェイ路線は、2路線(延長1337km)となっている。内戦による道路の破壊などにより、舗装道路の分類になっている路線でも、道路状態が劣悪な区間も多い(図表3)。
1993年、ラオスの隣国である中国の新規参加、ならびにベトナム北部地域へのアジアハイウェイ路線拡張に伴い路線網の大幅な見直しが行われ、さらに2002年5月のネットワーク見直しのための専門家会合において、ADBなどが推進している東西回廊道路がAH16として新たにアジアハイウェイ路線として追加された(図表4)。
長い期間鎖国政策をとっていたミャンマーはアジアハイウェイ・プロジェクトに参画せず、そのためアジアハイウェイ・ネットワークの路線としては設定されていたものの、実際にはミャンマーですべて分断される形になっていた。しかし、ミャンマーは88年にアジアハイウェイ・プロジェクトに正式参加し、アジアハイウェイ・ネットワークが正式に設定されることとなった。
さらに、02年5月のネットワーク見直しのための専門家会合において、中国側代表より、雲南省昆明とマンダレーを結ぶ道路を新たにアジアハイウェイ路線としたいとの提案があり、その結果、同路線の新設が専門家会合で承認された(図表5)。
ベトナムは91年、ドイモイ政策による市場経済導入によって交通が増加し、ラオスとの交流が活発化したことをきっかけにアジアハイウェイ・プロジェクトへ参画。93年のアジアハイウェイ・ネットワークの見直しにおいては、旧南ベトナム時代に設定された路線の見直し、ならびに旧北ベトナムへの新規路線設定が行われた。
さらに、02年5月のネットワーク見直しのための専門家会合において東西回廊路線のAH16が、中国側代表からの提案によりハノイと昆明を結ぶ路線がAH14として新たに設定された。また、ハノイから広州に向かう路線もAH1の延伸として設定されたほか、ベトナム代表の提案による、ビエンホアからブンタウ港までのAH17の延伸も承認された(図表6)。
THAIBIZ編集部
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