カテゴリー: 組織・人事
公開日 2017.07.31
2017年、日経ビジネススクール(NBS)アジアが主催する「NBSビジネスミッション」が始動します。人口6億人を有するASEAN市場への足がかりとして、タイや東南アジアにおけるビジネスの要諦を知り戦略を練るため、「現場に行って、現物を見て、現実を知る」という3現主義に基づき、企業の取り組み現場や市場視察を通してアジアマーケットの最前線に触れ、グローバルビジネス感覚を養う機会をご提供する、新しい視察プログラムです。タイの政府公的機関からローカル企業まで、NIKKEIならではの幅広いネットワークを活かし、これまでの海外市場視察では得られなかった体験をお届けします。
7月11日~14日には、第1ミッション「タイ・メコン地域のビジネス最前線を学ぶ4日間」を催行。CP、TCC、サハといったタイ最大級の財閥グループをはじめ、バンコック銀行やサイアム商業銀行など、タイだけでなく周辺メコン地域におけるビジネスの最前線に立つローカル企業を訪問します。9・10・11月にテーマ別で催行する第2~4ミッションでも、現地市場で活躍する企業責任者や、業界関係者にリーチできる特別な機会をご用意しています。
NBSビジネスミッションで「メコン経済圏の今」を紐解きます!
「未来世紀ジパング」「日経プラス10」でおなじみ。
日本経済新聞・太田論説委員が開く、メコン経済圏への扉。
東南アジアで最も製造業の集積が進んだタイでは、いま急速に少子高齢化が進んでいます。経済的に豊かになった中間所得層が旺盛な消費を謳歌する一方で、今後の成長力や市場規模、投資機会は限定的だと見る専門家も少なくありません。
そのタイになぜ私たちが目を凝らすべきなのでしょう。それは「3現主義」で企業組織や市民社会の内部を観察すると、「メコン経済圏のハブ」というこの国の別の素顔が見えてくるからです。国境や民族の壁を軽々と飛び越えて周辺国にビジネスを展開するタイ企業のたくましさは、四方八方に根を伸ばし遺跡群を飲み込んでいく熱帯雨林の樹木を思わせます。その生命力の源泉とは何か。今まで多くの日系企業がたどり着けなかった秘境の扉が開き、ミッションを通してタイ・メコン経済の広大な風景が明らかになります。
太田泰彦(おおた やすひこ)
日本経済新聞
論説委員 兼 編集委員
1961年2月生まれ、東京出身、北海道大学理学部で物理学を専攻。米MIT大学院で政治・行政学を修了。ワシントン特派員、フランクフルト支局長、一面コラム「春秋」担当などを経て、2015年4月よりシンガポール駐在。アジア・太平洋全域をカバーし、政治、外交、国際金融、通商、技術革新などの現場を取材している。日経新聞のほか英文メディアNikkei Asian Review (NAR)にコラムニストとして記事を執筆し、世界に発信。
目次
今、タイが外国企業に求めているものが何だかご存知ですか?ビジネスを行う上で、相手のニーズを正確に理解することは不可欠です。「NBSビジネスミッション」は、タイの長期成長を見据えた国策「Thailand 4.0」(※1)に沿って定められた10の重点産業「Industry 4.0」(※2)を意識して最新のテーマを設定しました。
※1 「Thailand 4.0」:中所得国の踊り場から抜け出し高所得国として発展させるために、タイ政府によって新しく推進された機動的な経済モデル。
※2 「Industry 4.0」:最初の5分野は現在の基盤産業である①自動車、②電子、③生物技術、④食品加工、⑤観光。残りの5分野は今後新たな成長産業として期待される分野で、タイにはまだ無い、⑥ロボット、⑦航空・物流、⑧バイオインダストリー、⑨デジタル、⑩医療・健康です。これらの分野はタイ市場参入の際、BOI(タイ投資委員会)の恩典を受けられる場合があります。
飲料メーカー、Ichitan Group PCL. 創業社長・タン パーサコンティー氏(10月ミッション)
百聞は一見にしかず。「NBSビジネスミッション」では、日本人だけではアポイント取得が難しいタイのローカル企業にご案内します。工場見学などでは展示会や合同商談会だけでは見えてこない企業の実態を知ることができるほか、企業の経営者や担当者に直接話を聞くことができます。現地企業の本音には、海外ビジネスに有効なヒントがたくさん潜んでいます。
タイ工業省、食品研究所(NFI)所長・ヨンウット サワプルック氏(9月ミッション)
グローバルビジネス感覚を養うには、過去を知り、現在を見て、未来を考える力が必要です。「NBSビジネスミッション」では、今後、タイ・メコン市場進出を考える上で知っておくべき情報、実際に現場で起きている事象を各業界に精通した第一線の講師やゲストが解説します。メディアから得られる情報と合わせ、自分の目と耳で現地・現場の動きを確かめましょう。
※スケジュール、訪問先、講演者はやむを得ず変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
7月実施の視察「タイ・メコン地域のビジネス最前線を学ぶ4日間」の内容は、後日NIKKEI STYLEおよびArayZにて掲載されます!
詳しい情報、お申し込みはこちらまで
日経ビジネススクールアジアタイ国内事務局(株式会社メディエーター 内)
Tel : 02-392-3288(日本からの場合 : +66-2-392-3288)
Mail : [email protected]
最新情報はこちら
Website : http://school.nikkei.co.jp/special/nbsasia/index.html
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