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カテゴリー: イベントレポート, バイオ・BCG・農業
公開日 2025.10.15
タイビズは9月25日、日タイ企業間の協業・新規事業の機会を探る「THAIBIZオンサイトビジット」を開催。アユタヤ県にあるタイのバイオ医薬品大手メーカー、インターファーマの製薬工場を訪問した。
イベントではまず、トリンナワット・タニットニティパン最高経営責任者(CEO)が同社の事業概要について、「当社は『トータル・ヘルスケア・ソリューション』をビジョンに掲げ、医療・ヘルスケア分野において、研究開発から製造・販売まで一貫して事業を展開している」と説明した。
1)医薬品・革新的医薬品:ジェネリック医薬品や、遺伝子治療などの革新的治療方法の研究開発を推進
2)栄養補助食品・薬用化粧品:サプリメント、健康食品、機能性飲料などの製造・販売
3)動物医療:動物用医薬品の製造・販売
4)医療機器・リハビリテーション医療:脳刺激装置など、うつ病や発達障害患者のリハビリ治療に用いられる機器の輸入・販売
5)ヘルスケアサービス:薬局チェーン「LAB Pharmacy」の全国展開、ナコーンラチャシーマー県内の病院運営

同氏は「日本の自治医科大学と連携し、パーキンソン病の遺伝子治療プロジェクトを推進している。アデノ随伴ウイルス(AAV)を用いて難治性疾患の治療を目指すものだ」と述べ、「日本ではすでに臨床試験が実施されており、タイでも年内の臨床試験開始を予定している。将来的にはアルツハイマー病の研究にも発展させる計画だ」と報告した。

工場見学では、医薬品製造ラインが紹介された。同工場は固形剤(錠剤・カプセル)年間約3億3,000万錠、無菌製剤(点眼薬など)年間約3,700万ユニットの生産能力を持つ。現在、ヨーロッパのGMP(適正製造規範)取得に向けた設備改善を進めており、国内外企業向けにOEM生産(相手先ブランドの生産)も展開している。

トリンナワット氏は、医療・ヘルスケア産業における日本企業との連携について、「今後さらに成長が見込まれるヘルスケア分野、特に点眼薬産業での協業を歓迎しており、両国の強みを生かした新たな健康トレンドを共創したいと考えている」と述べた。工場見学後には名刺交換・ネットワーキングも行われ、医療・ヘルスケア分野における日タイ間の連携強化によるイノベーション創出の可能性が体感できる場となった。


THAIBIZ編集部
サラーウット・インタナサック / 白井恵里子

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