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公開日 2025.11.10 Sponsored
人工知能(AI)の進化やビジネス環境の変化が加速し、経営の正解がいっそう見えにくい時代に入った。そんな中、次世代リーダーを目指すアジアのビジネスパーソンの間で、MBAへの関心が高まっている。日本最大級のビジネススクール「グロービス経営大学院」でも、英語MBAプログラムの受講者は近年増加傾向にある。特に2025年では前年比約125%と急増しており、タイ拠点からも多くがMBAプログラムに進学し、約100名の卒業生を輩出しているという。
なぜ、今タイでMBAなのか。そして、何を学ぶべきなのか。グロービスの堀義人代表へのインタビューと、最新セミナーの内容からその背景を探る。

目次
キャリアを重ねても、思い通りに組織が動かない。経験では説明できない課題に直面する。そんな時に必要なのが、「なぜそうなるのか」を理論的に捉え直す力だ。
堀氏が一貫して掲げてきたのは、「経営は学べる」という理念である。自身もハーバード・ビジネス・スクールでMBAを学び、どんな経営状況にあっても自身で最善の答えを導き出すことのできる「理論を実践に生かす思考力」を体得したという。
この体験をもとに、当時30歳の同氏は帰国後、わずか80万円の資金で創業、グロービス経営大学院を開校した。実践重視のMBA教育を掲げ、いまや日本最大級の経営大学院として約1万人のMBA取得者を輩出している。

同氏は、「ビジネスリーダーに必要なスキルは3つある。①経営・ビジネスの知識、②正解のない状況で最善の解を導く意思決定力、③人間関係を築くリーダーシップだ。これら3つの能力は、日本の教育課程ではほとんど教えられてこなかった」と指摘する。
だからこそ、社会人が学び直す機会が必要だという。これらを効率的かつ体系的に学べるのがMBAであり、グロービスが提供する学びの原点である。
グロービスは日本国内の各キャンパスに加え、シンガポール、タイなど世界7都市に拠点を構えている。2026年には新たにインドネシアにも開設予定で、今後は中東やインドへの拡大も視野に入れる。
堀氏は「経済成長の重心が欧米からアジアに移る今、世界の変化を先読みし、自ら考えて動ける経営人材の育成がこの地域でますます重要になっている」と説明する。こうした人材こそが、次の時代を切り拓く“グローバル人材”であるという。

ただし、グローバル人材とは単に海外で働ける人を指すのではない。異なる文化や価値観の中で意思決定を行い、信頼関係を築きながら成果を生み出せる人こそが真にグローバルな力を持つと、同氏は強調する。
その点、タイは製造・サービス・ITなど多様な産業が集まり、日系・外資系企業が入り混じるASEAN経済の中核地だ。企業規模や業種を越えた連携も多く、異文化の中での意思決定が日常的に求められる。こうした多様性のなかで成果を出す力を養う場として、今、タイでMBAを学ぶ意義が高まっている。

実際、グロービスの英語MBAの受講者には、変化の大きい経営環境の中でより良い意思決定を導きたいと考えるマネジメント層や、自分の専門分野に一定の実績を持ちながら、それをどう展開すべきかを模索するキャリアアップ層が多いという。彼らにとって、MBAは単なる学位ではなく、“変化に強い判断軸”を身につける手段として注目されている。
10月17日、バンコクで開催されたグロービス主催セミナーには、学生から経営層まで幅広い層が集まった。堀代表による基調講演に続き、BNK48の元リーダーでありMBA受講生でもあるチャープラン氏との特別セッションが行われ、AIやデジタルが変化をもたらす中、これからのリーダーに求められる資質について議論が交わされた。
堀氏はこの中で、「AIは確かに私たちの仕事の多くを変えるだろう。しかし、AIは過去のデータから最適解を導くことはできても、『なぜそれをやるのか』という目的意識までは持てない。リーダーに求められるのは、AIを使いこなす知識ではなく、AIを通じて『何を実現したいか』を描く力だ」と述べた。

また、チャープラン氏は「私がグロービス経営大学院を選んだ理由は、ケースディスカッションを通じた実践的な学習スタイルに加え、AIやデジタルの時代に合わせた最新カリキュラムが整っておりテクノロジーに強いこと。そして、人生で何を成し遂げたいかを考える機会がたくさんあることだ」と語った。
グロービスが提供するMBAの最大の特長の一つは、テクノロジー×イノベーション=「テクノベート」という独自の概念を掲げている点にある。テクノベートMBAプログラムや「AI&データサイエンス」等のカリキュラムを通して、テクノロジーをビジネスにどのように活用するかを学び、変化に強い判断力を磨くことができる。
グロービスは今、MBAの学びをより多くの人に届けるため、以下のような、場所やキャリアの枠を越えた学びのスタイルを広げている。
①オンラインMBA:世界中どこからでも、日本と同じカリキュラムを受講可能。2年間で学位(MBA)を取得するプログラム。タイムゾーンを問わずアクセスでき、仕事や家庭と両立しながら学べる。
②Pre-MBA:入学前に1科目から実際のMBAクラスを受講できる3ヶ月のプログラム。授業はオンラインか各拠点での対面のクラスを選択可能。バンコクの特設キャンパスでは対面とオンラインのハイブリッド形式で提供している。修了後は単位をMBAに引き継ぐことも可能。英語での受講に不安がある人にとっても安心して始められる。
③nano-MBA:動画とAIで学ぶ6週間の新たなプログラム。経営に必要な基礎知識を集中的に学べるため、Pre-MBAプログラムよりもスモールスタートできる。初めてビジネスを体系的に学ぶ人や、限られた時間で全体を掴みたい人に最適。
④GLOBIS学び放題 / Unlimited:定額制動画学習サービス。リーダーシップや会計、戦略などMBAの基礎を、自分のペースで何度でも学べる。スキマ時間を活用し、学びを習慣化したい人向け。日英両言語で学習可能。
⑤企業内研修 :理念浸透やリーダー育成、論理的思考の共有など、グローバル企業が抱える課題に対して実践的な学びを提供。チーム単位での受講を通じて、組織全体のマネジメント力向上を支援する。タイ現地でも企業内研修を提供している。

働きながらでも、海外にいながらでも、自分に合った方法でMBAを学べる。こうした間口の広い学びのスタイルは、ここタイという国で挑戦するリーダーたちの、「学びを通じてキャリアの軸を磨きたい」という次の一歩を踏み出す力を後押ししている。
グロービスタイランドは下記日程にて、バンコクで英語MBAを体験できるトライアル講座を開講している。参加は無料のため、MBAに興味がある人はぜひ一度参加をおすすめしたい。
・11月18日(火)「“Japanese Management” Free Trial Session」(オフライン)
・12月16日(火)「“Essentials of Finance” Free Trial Session」(オンライン)
その他、セミナー等イベント情報はこちらから。
【お問い合わせ先】
GLOBIS THAILAND CO., LTD.
住所:M Thai Tower, All Seasons Place 23F, 87 Wireless Road, Lumpini, Pathumwan, Bangkok 10330 Thailand
WEB:https://globis.co.th
TEL:+66(2)-627-9027
E-mail:imba-info@globis.ac.jp(担当:河野 / こうの)
LINE:@globisthailand
対応言語:日本語・英語
グロービス
1992年の設立以来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」をビジョンに掲げ、各種事業を展開。「ヒト」の面では、グロービス経営大学院に加え、スクール型研修や集合研修など法人向け人材育成サービスを展開するグロービス・コーポレート・エデュケーション、eラーニングや定額制動画学習サービス「GLOBIS学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォームにより、リーダーの育成を推進している。「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」を運営。「チエ」の面では、出版事業とオウンドメディア「GLOBIS学び放題×知見録」を通じて知の発信を行う。また、社会における創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営や一般財団法人KIBOWによる震災復興支援、社会的インパクト投資などの活動を展開している。
グロービス経営大学院 https://www.globis.ac.jp
グロービス https://globis.co.jp

THAIBIZ編集部
和島美緒

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