【第2回】ラオス、カンボジア編

【第2回】ラオス、カンボジア編

公開日 2016.02.23

タイの周辺、メコン4ヵ国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)現地で流行しているモノやコト、最近増えている、または注目の投資業種や案件、新制度の決定や施行とその実情などの政治経済トピックを、現地在住の専門家よりお届けする新コラムがスタート。
第2回はラオス・ヴィエンチャンとカンボジア・ポイペトからのレポートです。

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筆者がラオスに出入りし始めた2012年頃から、首都ヴィエンチャンではショッピングセンターやコンドミニアムなどのプロジェクトが進められていましたが、正直なところ本当に完成するのか半信半疑に思っていました。それが2015年3月28日、中国資本の新しいショッピングセンター「ヴィエンチャンセンター(写真)」がオープン、映画館まであり、私の期待はいい意味で裏切られました。ヴィエンチャンは急発展を遂げており、韓国系や中華系の進出が、最近では交通渋滞も発生するようになってきています。
ヴィエンチャンセンターの開発は、中国トップ500企業内に入る雲南建工集団有限公司とキッタポングループ(ラオス)の合弁によるものです。今回のヴィエンチャンセンターだけに限らず、メコン川周辺の開発事業も手がけており、気が付けば、首都中心部のメコン川沿いはこの中国資本が大きく占めるかたちとなっています。川沿いのみならず、郊外にも中華系のコンドミニアムや商業施設の開発が進んでいる光景を見ると、日系企業の投資が増えることを期待せずにはいられません。

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JBL Mekong 藪本雄登
カンボジアで5年間、ラオスで2年間の法律実務経験を有し、JBLメコングループのタイ事務所、カンボジア事務所、ラオス事務所を往復しながら、タイプラスワンのクロスボーダー案件を中心に対応。現在はバンコクを中心に新興メコン地域の法務に関する知識と実地経験を基礎に、新興メコン地域への進出戦略の策定、進出後の法務支援、紛争発生時の
対応などを執り行う。
info@jblmekong.com
www.jblmekong.com

 

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タイで生産拠点を構えてきた日系製造業にとって、次なる工場建設先として注目を浴びているのが、タイと国境を面すポイペトです。
ポイペトは今までカジノが林立する国境の街でしたが、バンコクから車で約3時間という絶対的な地の利を持つ場所です。最近ではカンボジアとタイの両政府が、物流用の新たな国境ゲートの開設と、長年分断されていた鉄道の連結で合意し、新たな生産分業拠点として日系自動車部品、電気電子部品企業を中心に、にわかに注目が高まっています。課題を挙げるならば、安価な値段での電力安定供給と、物流コストの低減でしょう。
私が運営するプノンペン経済特区(PPSEZ)も約53ヘクタールの土地を確保し、昨年11月から新たな経済特区を開発すべく、ポイペトで造成工事を開始しました。
ポイペト周辺は内戦時代、ポルポト派の最後の砦となった場所であり、事前に地雷や不発弾の探査及び除去を入念に行いました。
今年中には、まず約25haの道路、電気、上下水道などのインフラを整備し、PPSEZ以上の受け皿を用意のうえ、進出企業の受け入れを始めたいと考えています。

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プノンペン経済特区社
CEO 上松 裕士
1967年生まれ。立教大学社会学部卒業後、フィリピンに留学し社会開発学を学ぶ。大手ゼネコン事務職、飛騨高山の木工家具・建設会社営業職を経て、2007年からプノンペン経済特区(PPSEZ)開発のためカンボジアに常駐、現在に至る。
uematsu@ppsez.com
www.ppsez.com

THAIBIZ編集部

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