vol.5 面接時の質問事項を統一

ArayZ No.100 2020年4月発行

ArayZ No.100 2020年4月発行アレイズ100号記念特集

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vol.5 面接時の質問事項を統一

公開日 2020.04.09

タイで年間採用支援1,000人以上、採用支援企業2,000社以上の豊富な実績を持つ人材採用支援のReeracoen Recruitmentが、タイでの採用を成功に導く秘訣を解説する。

採用までのフロー

vol.5 面接時の質問事項を統一

 前回は、Step④書類選考についてお伝えしました。今回は、中流工程のメインであるStep⑤面接について、2回に分けて解説いたします。

 採用において面接は最も重要なプロセスと言えます。面接では候補者のスキル及び人柄の確認、諸条件のすり合わせ、自社の魅力付けなどを行います。

 通常、一つのポジションを採用するにあたり、複数の候補者と面接を行います。その際、候補者を比較するために、面接時の質問を統一化することをお勧めします。

 具体的には以下の質問をすると、他候補者との比較、かつ漏れのない質問ができます。

① スキル及び前職でのパフォーマンスに関する質問

  • スキル・経験(今までの経歴を確認)
  • 前職(現職)でのポジション・マネジメント経験(部下の人数など)
  • 前職(現職)でのパフォーマンス(営業などの場合は、具体的な数字を聞く)
  • 前職(現職)でのアテンダンス(遅刻・欠勤などの頻度)
  • 語学力(英語力や日本語力を面接を通して確認する)

② 人物面を把握するための質問

  • 過去の退職理由
  • 自社で働きたい理由
  • 今後の中長期的なキャリアプラン
  • 新しい仕事を選ぶ上での優先順位
    (給与・仕事内容・立地・裁量・ワークライフバランスなど)

 これらの回答によって、候補者が重要視していることや人間性などが確認できます。

③ 諸条件のすり合わせに必要な質問

  • 前職(現職)での給与・手当て
  • 希望給与
  • 勤務開始時期(いつから勤務開始可能か)
  • 自社以外に他社での選考があるかどうか
    (ある場合は、進捗状況及びオファー提示額など)

 良い人材であれば、確実にオファーを承諾してもらうために候補者の希望や他社選考状況の確認など事前交渉をしておくことが重要となります。

④ その他の質問

  • 通勤時間及び通勤方法
    (あまりに遠い場合はオファーを承諾しない可能性あり)
  • 家族構成
    (将来的に家庭の事情による退職がないか予測するため)

 以上が面接時の質問項目となります。このように統一化をすることでタイ人HRも同じ基準で面接ができ、日本人面接官の負担を軽減できます。

 次回は、引き続きStep⑤面接について、面接時の留意点・オファー承諾率を上げるためのポイントなどを解説いたします。

 

Reeracoen Recruitment
梶原 恭太

新卒で法人向けの不動産コンサルティング会社に入社。規模や業種を問わず、様々な企業のオフィス戦略立案・実行に携わる。2018年よりReeracoen Thailand に入社。現在は日本人とタイ人をチームに持ち、顧客第一主義をモットーに多くの採用活動を支援中。東京出身、趣味はサッカー・ゴルフ。

REERACOENの紹介


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vol.4 適切な書類選考と見るべき項目


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THAIBIZ編集部

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