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公開日 2025.05.20
タイビズは3月20日、日タイ企業間の協業・新規事業の機会を探る「ビジネスミッション」を開催。タイの総合メガネレンズ製造の大手、タイ・オプティカル・グループ(TOG)を訪問した。同社のオーダーメイドレンズ製造拠点「Rx Labs」を実際に見学し、タイ発グローバル企業の製造力を体感する機会となった。
イベントではまず、経営戦略部長のスパンニカー・コーモンブン氏がTOGの沿革について「1951年にファミリービジネスとして創業した当社は、2006年にタイ証券取引所(SET)に上場。現在では約1,900人の従業員を擁し、国内最大級のメガネレンズメーカーに成長している。製造の約95%はOEMで、ポーランドと米国に物流拠点を持つなどグローバル展開にも力を入れている」と説明した。
また、製品の約95%は輸出されており、国内販売はわずか5%にとどまる。主な輸出先はアメリカ、次いでヨーロッパ、オーストラリアで、合計60カ国以上に供給しているという。こうした高い輸出比率を支えているのが、タイ国内の製造拠点でモールド製造からキャスト工程、切削、メガネへの組み立て、コーティングまでを完結する一貫体制だ。高効率な生産体制により、品質管理の徹底と柔軟な対応を両立しており、世界市場における競争力を築いている。

レンズ製品は大きく2つのカテゴリーに分かれる。一つは既製レンズで、通常のプラスチックレンズに加え、ブルーライトカットや紫外線で色が変わる調光レンズなど、高付加価値製品を含む。もう一つは、顧客の視力や用途に応じて個別に製造されるオーダーメイドレンズで、レンズカットからフレーム組み立てまでを対応する。
製造は2つの工場で行われており、一つは1日約17万枚、年間約5,000万枚の生産能力を持つキャスティング工場。もう一つが視察対象である「Rx Labs」で、約400人のスタッフが1日2万枚、年間約820万枚を製造する体制を整えている。2024年は2工場合わせて約4,000万枚を製造した。

最後にスパンニカー氏は、世界のメガネレンズ市場の将来性についても言及。「インドなどではまだメガネを入手できない人が多く、またアジアでは視力に課題を持つ子どもの割合が欧米より高い」と述べ、子ども向け視力保護レンズなど、新市場に向けた研究開発にも注力していることを紹介した。
参加者は最新の製造ラインを見学し、TOGの自動化技術や品質管理体制に触れた。また、説明会後には名刺交換・ネットワーキングも行われ、将来的な技術協力や共同開発に向けた対話が始まる場となった。

THAIBIZ編集部

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