
最新記事やイベント情報はメールマガジンで毎日配信中
カテゴリー: 自動車・製造業
公開日 2025.08.08
THAIBIZは5月28日、タイ企業のニーズを日本企業向けに発信するオンライン説明会「Open Innovation Talk」の第33回として、タイサミット・ハーネス(TSH)のディレクターであるチュティナット・シリマンカラキッティ氏に登壇いただき、同社の事業概要や製品開発、日本企業との協業機会について話を聞いた。
タイサミット・グループは、①自動車用金属成形、②内外装、③二輪車構造、④ワイヤーハーネス、⑤ダイカスト(鋳造)・マシニング加工・鍛造、⑥大型金型(オギハラグループ)、⑦フレーム・シャシー、の7事業部で構成されている。総売上高約1,000億バーツのうちワイヤーハーネス事業の売上は約60億バーツで、グループ全体の約6%のシェアを占めている。
また同グループは、タイをはじめ、中国、日本、ベトナム、インドネシア、米国、インド、南アフリカの8ヵ国に拠点を構え、海外生産拠点では主にボディパーツや内装部品、二輪車部品などを製造している。現在の売上比率は60%が国内、残りの40%が海外となっており、今後は海外市場でのさらなる成長を目指しているという。
TSHはタイサミット・グループのワイヤーハーネス製造部門として1979年に設立され、従業員数は2,200人。チョンブリー県レムチャバン工業団地に位置し、港に近いため海外輸出に便利で、原材料の輸入もしやすい。総売上高の約25%が輸出で、そのうち半分は米国、残りの半分は日本とイタリアに輸出されている。
同社の傘下には、①タイサミット・ケーブル&パーツ(TSCP)、②タイサミット・コンポーネント(TSCOM)、③タイサミット・ハーネス・インドネシア(TSHI)、④タイサミット・ハーネス(日本支店)、の4拠点がある。
TSCPはケーブルやPVC テープ、PVC チューブなどを製造しており、昨年、新しい工場が設立されたことで、生産能力がさらに向上した。一方、TSCOMでは、コネクターやワイヤーハーネスに使用されるプラスチック部品など、小型部品を製造している。
現在、同社には118人のエンジニアが所属しており、回路設計からレイアウト設計、シミュレーションまで対応するワイヤーハーネス設計チーム、自社製品の設計をサポートする部品開発チーム、電子基板などの製品を開発する新製品開発チーム、ラボテストの専門家チームで構成され、開発に注力している。
また、以前は日本のパートナーに品質検査を委託していたが、スピードとコスト削減のために2009年に自社のラボを立ち上げた。ラボには天候や振動など、さまざまな環境に対応した試験機を備えており、定期的に品質検査を実施している。
TSHでは現在、次の分野でパートナーを募集している。
①小径アルミニウムケーブル:製造技術と品質管理を求めている。銅線に近い強度を持ちつつ低コストで製造できる技術や設備、原材料の安定供給のパートナー
②多機能ワイヤーハーネス(イーサネット、同軸、カメラ):高品質かつ低コストで製造可能な技術と設備、関連部品の供給ができるパートナー
③センサーハーネス:自動車業界の品質基準に適合しつつ、競争力のあるコストで製造できるパートナー
④高電圧システム:バッテリーやモーターシステム等の技術・ノウハウの共同開発のパートナー
⑤電子デバイス(壁掛け充電器、充電アダプター、二輪車用):投資・商品化のパートナー

THAIBIZ編集部

音響TOA、地震避難に注力 ~放送で「音による行動変容」拡大~
ビジネス・経済 ー 2025.11.28

自動車産業依存からの脱却―東京公社が導く、タイ発・新規事業成功の道
自動車・製造業Sponsered ー 2025.11.25

タイ産業に“流れ”をつくる、ポンプが導く未来の共創戦略 ~荏原タイランド 宮谷伸之マネージング・ダイレクター
対談・インタビュー ー 2025.11.25

「高齢化で高まる“シルバー人材”活用」「輸入1500バーツ以下に関税、EC業界対応」
ビジネス・経済 ー 2025.11.18

日本の生産技術が支えるローカルブランド展開の成功~サントリー「BRAND’s」工場特別視察
食品・小売・サービス ー 2025.11.17

タイ経済停滞から20年、日本企業に再びチャンスはあるか ~カシコン・リサーチのブリン・アドゥンワッタナ社長インタビュー
対談・インタビュー ー 2025.11.13
SHARE