動画で現場が変わる!タイの製造現場における教育改革

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    動画で現場が変わる!タイの製造現場における教育改革

    公開日 2025.04.17 Sponsered

    グローバル化が進む今、多国籍人材・多拠点運営の現場で、教育や業務の標準化に課題を持つ企業は少なくない。そんな課題を「現場主導」で解決できるのが、100言語以上の自動翻訳に対応した動画マニュアル作成・運用ツール「tebiki」だ。今回は、実際にtebikiを活用して「不具合対応力」と「教育力」を高めたHOEI THAILAND社の導入事例を紹介する。紙マニュアルから動画マニュアルの転換が現場をどう変えたのか、詳細に迫る。

    タイ工場で動画マニュアルtebikiを活用

    タイのナワナコン工業団地に本社を構えるHOEI THAILAND社は、食品用包装資材メーカーで、2024年に創業30周年を迎えた。現在従業員は100名を超え、現地スタッフが中心となり、現場を支えている。

    同社では、動画マニュアル作成・管理ツール「tebiki」を活用し、業務の効率化と標準化を図っている。また、紙では伝えきれなかったニュアンスや動作のポイントを動画で直感的に伝えることで、新人教育や作業の統一につなげているという。

    HOEI THAILAND社が抱えていた課題

    ・紙マニュアルでは新人教育に最大5か月かかっていた
    ・指導方法のばらつきで品質が不安定
    ・トラブル原因の特定・共有に時間がかかり、作業が停止

    tebiki導入で現場はこう変わった!

    ・新人の習熟が最短1か月前後に短縮された
    ・統一された作業手順が実現し、品質が安定した
    ・不具合対策によりダウンタイム短縮を実現できた

    なぜ動画なのか、HOEI THAILAND社が語る導入の決め手

    「複雑な操作や注意事項を直感的に把握でき、場所や時間にとらわれず全スタッフが同じ情報にアクセス可能です。そのため、原因究明や対策実施が迅速に行えるようになると考え、tebikiを活用した動画マニュアルの導入を進めました」(HOEI THAILAND 横関氏)

    動画撮影風景(写真:tebiki提供)
    動画視聴風景(写真:tebiki提供)

    tebikiを導入することで得られた効果とは

    ✔️ ダウンタイム削減

    「不具合の『原因』と『対処法』をすぐに確認できるようになり、生産ラインが停止するダウンタイムを回避できるようになっています。『色がかすれる』といった問題が生じたときも、動画フォルダで該当する現象を選ぶだけで考えられる原因が確認できるため、トラブル解決までの時間が短縮され、同じ不具合が繰り返し発生するリスクも大幅に抑えられています」(HOEI THAILAND 増田氏)

    ✔️ 属人化からの脱却・標準化

    「これまで属人化していたノウハウを会議で整理し、動画化しておくことで、担当者以外のスタッフでも同じ手順をいつでも学べるようになったのも大きなメリットです」(HOEI THAILAND 増田氏)

    「朝礼や夕方のミーティングで直近の不具合とその対策動画を流し、全員で内容を復習する運用を取り入れています。各部門長が進行役を担当するため、シフトが異なるスタッフでも同じ動画を視聴でき、全員が共通の情報を得られるようになっています」(HOEI THAILAND Prapaporn氏)

    「動画を通じて作業手順が統一されることでスタッフ間のばらつきが減少し、標準作業を正しく再現しやすくなるため、不良やミスの軽減にもつながっています」(HOEI THAILAND Prapaporn氏)

    ✔️ 教育時間・コスト削減

    「従来は100ページを超える紙マニュアルを用いて新人教育を行っていましたが、内容が膨大で理解や定着に時間を要していました。そこで、作業手順を動画にまとめることで学習効率を高め、新人でも短期間で一連の業務を習得できるように取り組んでいます。この動画活用により、従来は独り立ちまで5か月ほどかかっていた新人教育が、最短で1か月前後まで大幅に短縮されました」(HOEI THAILAND Prapaporn氏)

    「教育担当者が同じ説明を繰り返す負担が減り、新人自身が動画を見直すことで理解を深められるというメリットもあります」(HOEI THAILAND Prapaporn氏)

    マニュアルは「管理しやすい」も大事

    tebikiには、マニュアル全体の構造を樹形図で視覚化できる作成計画表の機能があり、トラブル時も迷わず、必要な情報にすぐアクセスできる。

    「この機能を活用することで、マニュアル全体が整理され、スムーズに管理、運用できます。例えば、『Problem & Improvement』というトップフォルダを作り、その下に『印刷』『製袋』『カッティング』といった工程ごとのサブフォルダを設置します。さらに各工程フォルダ内に、『色の剥がれる』『フィルムにシワが寄る』『印刷文字の欠け』など、現象別のフォルダを作成します。その中に原因と対策の動画を格納することで、具体的な問題とその解決策が一目でわかるようになります。このように作成計画表を使った明確な階層構造によって、必要な情報や対応策を迅速かつ的確に把握できるようになります」(HOEI THAILAND 増田氏)

    動画で現場が変わる!タイの製造現場における教育改革
    「一目で必要な情報にアクセスできるtebikiの作成計画表機能(HOEI THAILAND社の使用例)」出所:tebiki

    「一度作成して終わり」ではなく使われ続けるマニュアルへ

    「作った動画は、『一度作成して終わり』ではなく、常に最新の運用状態を維持できるよう、社内で動画活用のノウハウを積み重ね、業務全体の効率と品質向上も図っていきたいです。設備の追加や改善、作業方法の変更があるたびに動画を撮り直して最新の情報を反映させることで、現場との作業を乖離させず、使われ続ける動画マニュアルになると考えています」(HOEI THAILAND 横関氏)

    さらに同社では、「動画マニュアルを活用した学習と実技テストの流れを整備し、各スタッフの習熟度を評価できる仕組みを構築することで、個々の能力に応じた昇給や配置転換を検討しやすくし、人材育成と人事評価を効果的に連動させる構想も進めている」という。

    >>> HOEI THAILAND社のtebiki活用事例(全文)はこちら

    なお、tebikiの機能や導入事例など詳細については、同社ウェブサイトから資料を無料でダウンロード可能だ。

    tebikiについて

    tebikiは、教育の進捗状況や習熟度など人材スキルを可視化し、現場の課題を解決するクラウド教育システムです。スマホで撮影するだけで簡単に動画マニュアルを作成でき、動画内の音声も自動で文字起こし。100言語以上に対応し、外国人スタッフへの教育も安心です。

    【お問い合せ先】
    Tebiki株式会社
    お問い合せフォーム

    THAIBIZ編集部

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