ArayZ No.98 2020年2月発行タイ・ASEAN飛躍の切り札 デジタライゼーション
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カテゴリー: ASEAN・中国・インド
公開日 2020.02.02
上から覗くと足がすくむほど
インターネットで検索してもヒットしませんが、30年前のガイドブックに掲載されていたラオスのパワースポットをご紹介します。
首都ヴィエンチャンから国道13号線を約75㎞北上したヴィエンチャン県の森の中に、「ダーン・パー」と呼ばれる切り立った断崖が突如、現れます。そこは、おそらく何千年、何万年もかかって一枚岩が浸食されてできたと想像される深さ5~6mの溝が何キロにも渡って続いています。
溝の底には茶色の水が淀んでいますが、上から覗いて見るには足がすくんでしまうほどの高さで、まさにラオスのグランドキャニオンです。周辺の森には修行僧用の小屋が点在し、溝を形成する壁面には3体の仏像が彫られています。
最近、日本人の探検家がラオス最大級と言われる鍾乳洞を発見したり、ラオスの最高峰ビア山の観光地開発が進むなど、ラオスの手つかずの自然をアピールする動きが高まっています。
One Asia Lawyers ラオス事務所
内野里美
1979年生まれ、東京外国語大学ラオス語学科卒業。
2005年よりラオスにて日本のNGO、日本大使館勤務を経て2016年3月よりJBLメコンラオス事務所に常駐、現在に至る。
[email protected]
http://oneasia.legal/info
ライトアップされた戦勝記念塔
長引く米中貿易戦争により、カンボジアでは両国からの直接投資が増加しているとカンボジア国立銀行が発表しています。
そもそも米中貿易戦争の本質とは、知的財産権(模倣商品を作らない)、為替の 自由化(中国政府が為替相場を操作しない)、資本移動の自由(中国で儲けた資金を自国に持ち帰れるようにする)の3点が挙げられます。いずれも未だに改善されておらず、25%という高い輸入関税を回避するために中国(アメリカ)企業がカンボジアに生産拠点を移転したり、増産する傾向が顕著に見受けられます。
2019年の国民総生産(GDP)成長率は、東南アジア諸国では最大の7%を超えるとされており、対外直接投資の受け皿になったカンボジアは、漁夫の利を得た格好となりました。
しかし課題も多く、常に後回しになっているインフラ(道路、物流、電力、労働力、教育)の整備などへの投資を優先して隣国のタイ、ベトナムのような魅力的な市場を国家全体で作り上げていく必要があると思われます。
MATES GLOBAL COMMUNICATIONS CO., LTD.
代表取締役 柳内 学
1975年生まれ、城西大学経済学部卒業。2007年、カンボジアにNGOの職員として赴任し、日本語学校の設立運営に従事。2009年、教え子と共に同社を設立。
現在はカンボジア人向け情報誌の発行事業を主に他事業を分社化、経営を多角化している。カンボジア在住10年。
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