
公開日 2026.04.10 Sponsored
人件費やエネルギーコストの上昇に加え、市場環境の不透明感も強まる中、製造業では「拡大」よりも「最適化」が重要なテーマになっている。例えば自動車向けダイカスト工程では、ダウンタイムが稼働時間の15%(5%未満が標準)、不良率が8%に達し、月120万バーツ以上の生産の機会損失が生じるケースも報告されている。こうした現場のムダをどう可視化し、改善につなげるか。
5月13日から4日間、バンコク国際貿易展示場(BITEC)で開催されるINTERMACH 2026は、そうした課題に対する具体策を、実機デモと商談を通じて掴める場だ。
目次
「INTERMACH」は、毎年5月に開催されるASEAN有数の先進産業機械およびサブコン展示会だ。工作機械、金属加工、板金加工、自動化・ロボティクス、産業設備、デジタル製造技術まで網羅し、昨年は4日間で57ヵ国から4万6,000人を超える業界関係者が来場した。
主催者のインフォーマ・マーケッツによると、今年は実機展示やデモンストレーションを通じて、設備の性能や使い勝手を具体的に確認できるだけでなく、「いかにコストを下げ、生産性を高めるかというテーマを軸に、製造業が抱える課題に対し、具体的なヒントを提示する場へと発展させる」という。
INTERMACHでは近年、スマート製造が重要テーマの一つとなっている。自動化やロボット技術に加え、設備とソフトウェアを組み合わせた統合型ソリューションに注目が集まる中、今年はさらに①スマート製造と人口知能(AI)統合、②コスト効率化のための自動化とロボティクス、③省エネルギー機械と持続可能な生産、④先進金属加工と精密工学技術、⑤デジタルトランスフォーメーション(DX)からグリーントランスフォーメーション(GX)の5つの領域を強化する。
重要なのは、単体設備の性能比較ではなく、ライン全体をどのように最適化するかという視点だ。「人件費上昇への対応」「属人化の排除」「ESG(環境・社会・ガバナンス)・脱炭素対応」といった課題を、経営層や駐在員、現場責任者等それぞれの立場で具体的に検討することが可能だ(図表1)。

また、こうした課題解決に直結する情報を効率よく得られるよう、INTERMACHでは、実機デモによる体験から商談、セミナーまで、来場者の関心に応じて4日間をフル活用できる構成となっている。今年の見どころは図表2の通りだ。


SUBCON Thailandは、単なる部品調達の展示会ではなく、業界の連携やイノベーション、ビジネス成長を促す包括的なプラットフォームだ。
タイ投資委員会(BOI)、タイ下請振興協会(Thai Subcontracting Promotion Association)、インフォーマ・マーケッツ・タイランドが共催し、今年は、①国内サプライチェーン強化、②輸入依存度の低減、③タイ製造業の競争力向上、④タイへの外国直接投資(FDI)プロジェクト移転に焦点を当てる。自動車・電気自動車(EV)部品、電子機器・スマートデバイス、航空宇宙・精密工学、医療機器、先端産業用部品が重点分野だ。
特に注目は、BOIが主導する公式ビジネスマッチングプログラムだ。事前登録制で相手先を絞り込んで臨めるため、限られた時間を無駄にせず、具体的な商談を進められる。また、NCネットワーク主催の「EMIDASものづくり商談会」も同時開催予定で、ASEAN域内でサプライチェーンを再構築したいすべての企業にとって活用価値が高い。

Plastics & Rubber Thailand 2026は、プラスチック・ゴム製造技術および原材料を網羅する専門展示会だ。産業の脱炭素化が進む中、環境規制への対応やカーボン排出責任といった重要課題にも焦点を当て、持続可能な素材や環境配慮型の製造技術を紹介する。
今年は「次なるフロンティアへ ― 持続可能なイノベーション」をテーマに掲げ、①持続可能なプラスチックと循環型経済ソリューション、②バイオベース素材と再生可能素材、③省エネルギー加工機械、④グリーン製造技術の分野を中心に展開する。
また、循環型経済展示エリアに加え、カーボンニュートラル生産技術セミナー、持続可能な包装に関する業界フォーラムなどのプログラムも予定されている。
製造業の競争力は、①設備・自動化(INTERMACH)、②調達(SUBCON Thailand)、③素材・脱炭素(Plastics & Rubber Thailand)という3要素が連動して初めて最大化される。設備だけを更新しても、調達コストが高止まりしていれば利益は出ない。
調達先を見直しても、素材の環境対応が遅れれば顧客要求に応えられない。ESG対応を進めても、既存設備が非効率なままでは投資効果が限定的だ。つまり、いま求められているのは「部分最適」ではなく「全体最適」の視点だ。
4日間で3つの展示会を横断することで、「既存設備を活かせる余地はないか」「調達先は最適化できているか」「ESG対応はコストか、競争力か」といった問いに対する答えの糸口を掴むことができるだろう。
<イベント情報>
INTERMACH 2026|SUBCON Thailand 2026|Plastics & Rubber Thailand 2026
設備投資、調達見直し、脱炭素対応など2026年の改善テーマを見つける絶好の機会。「何から手を付けるべきか」の答えを見つけるためにぜひご参加ください。
開催日:2026年5月13日(水)〜16日(土)10:00〜18:00
会場:バンコク国際貿易展示場(BITEC)
料金:無料(事前登録制)
参加登録はこちら
INTERMACH 2026:https://www.intermachshow.com/2026/en/index.asp
SUBCON Thailand 2026:https://www.subconthailand.com/sct/2026/en/index.asp
Plastics & Rubber Thailand 2026:https://www.plasticsrubberthailand.com/2026/en/index.asp

THAIBIZ編集部
岡部真由美


その人事で会社は変われるか
対談・インタビュー ー 2026.04.10

新任駐在員に捧ぐ!「タイ人と働く」基本理解
組織・人事 ー 2026.04.10

ベトナム個人データ保護法が施行(Decree 356とともに読み解く日系企業の実務対応ポイント)
ASEAN・中国・インド ー 2026.04.10

東南アジアで広がるバイオメタンの事業機会(前編)
ビジネス・経済 ー 2026.04.10

なぜタイでは建設事故が繰り返されるのか – 大手ITDの問題から見える産業構造
ビジネス・経済 ー 2026.04.10

タイのPDPAにおける越境移転規制の最新動向
会計・法務 ー 2026.04.10
SHARE