ArayZ No.88 2019年4月発行今、迫り来る脅威 サイバー犯罪
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カテゴリー: ビジネス・経済
公開日 2019.04.09
西岡 功二●にしおか こうじ
西岡功二氏は、2015年にタイに赴任して、現在はアウトバウンド事業を統括する。その中でも企業向けのインセンティブ旅行や視察旅行・研修旅行などを手掛けている。
インセンティブ旅行は、目標達成者や成績優秀者に次への活力を持ってもらうことが大切。参加者を満足させるために単に観光地やショッピングに案内するだけではなく、特別な体験・交流を加えることで意識を改革し、組織力・団結力を強化させる効果が期待できる。
西岡氏によると、タイ企業からの旅行依頼に変化が生まれてきている。以前は行き先を重視する傾向にあったが、今は旅先で何をするかを重要視するという。例えば、旅行中に業務に関連する企業や工場の視察を組み込んだり、より良い職場環境を作るために日系企業のスマートオフィスなどを見学する企業もある。旅先で何らかの気づきを得て、自身の成長に活かしたいという意識の高い参加者も少なくないという。
旅行先は日本が多く、東京、大阪、北海道の人気が高いが、「地域活性化・地方創生を後押しすることが我々の使命」と、東北や九州などの地方自治体や観光団体、企業などとの連携も模索している。
また、割高な上に煩雑なビザ取得などの壁があり、これまでは憧れの地であった米国や欧州への注目も高まってきており、世界遺産の多いハンガリー、クロアチアなどの中欧諸国も人気だと語る。旅程を分刻みのスケジュールで詰め込まれるのが苦手な団体を引率することもあり、「突然、気になる場所があるので旅程を変えてほしい、などの要望が出ます。時間通りに行程が進まないことも想定してスケジュールを組んでいます」と苦笑する。
様々な国を訪れたが、一番印象に残っているのは、インド洋に浮かぶモルディブと話す。
「モルディブの代名詞とも言える水上コテージやウミガメなどにも遭遇できるシュノーケリングに、子供も大喜び。モルディブで過ごす非日常体験はリラックスできる最高の時間でした」と一押しする。
そんな西岡氏が、まだ足を踏み入れていないのがアフリカ大陸。「タイからはケニアまでは直行便で行けます。大自然のサバンナを気球に乗って見てみたいです」と語る。
旅行業は「平和産業」。世界中にある支店を駆使して、地域紛争や自然災害などの生の情報を収集するなど、旅行者の安全・安心を脅かすリスクにも敏感だ。
趣味はゴルフで、毎週末クラブを振る。2月下旬には「HISゴルフカップ」を主催し、大盛況のうちに終了した。「皆さんと楽しい時間を共有したいとの想いから始めて、今回で3回目。日本人の女子プロにも参加していただきました」と健康的に日に焼けた肌に真っ白な歯が光る。最近は「自宅近くの公園で子供のサイクリングに併走してウォーキングをしています」と家族想いの父親としての一面も覗かせる。
H.I.S. TOURS CO., LTD. (法人団体営業部)
246 Times Square Building 12th Floor,
Sukhumvit Road,
Klongtoey, Bangkok 10110
Tel: +66-2022-0952
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THAIBIZ編集部
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