
カテゴリー: 組織・人事
公開日 2020.11.10
弊社では8月にタイ人を対象とした「仕事・職場の満足度調査」及び弊社のお客様を対象とした「福利厚生アンケート調査」を行い、その中で退職・転職に関しても調査しました。
図表1は企業向けに行ったアンケートで判明したタイにおける離職率となります。傾向としては非製造業の方が製造業より高い傾向にあります。その背景として非製造業がバンコクに集中しており、仕事の種類及びその数も多いため選択肢が広がることから、離職率(転職率)が高くなっています。
一方で、離職の要因についてもタイ人を対象にアンケートを取っており、図表2がその回答結果になります。10月号のコラムでは、タイ人が働く上で重要視しているのは「給与・福利厚生の充実」だとお伝えしました。
退職の要因でも「給与・福利厚生が満足できない」が最上位に来ており、タイ人にとっていかに給与・福利厚生が大切か分かります。また、コロナ禍ということもあり、「会社が安定していない」も上位に来ています。
さらに、「現職の退職意思の有無・その場合の時期」についても役職ごとにアンケートを取りました(図表3)。
それによると役職ごとに大きな違いはありませんが、驚くことに現職を続けたいという回答は全体の21%に留まっています。全体の79%が現職の退職・転職を今後想定しており、そのうち33%は今すぐ退職・転職したいという回答になっています。
ここまで非常に低い失業率で推移してきたタイですが、コロナ禍においても転職に対して意欲的な状況となっています。企業にとっては、いかにタイ人を定着させるかが非常に重要となります。

Reeracoen Recruitment
Managing Director嶋 航
愛知県出身。大学卒業後、コンサルティングファームへ入社し、日本およびベトナムで会計・税務・労務のコンサルティングに従事。2014年よりネオキャリアグループの海外法人REERACOENに入社し、フィリピン、ベトナムの立ち上げ・勤務を経て、18年7月よりタイのReeracoen Recruitmentに勤務。現在に至る。

THAIBIZ編集部


タイでも「それ、早く言ってよ」をゼロに。名刺管理から収益を最大化するSansan活用術
対談・インタビューSponsered ー 2026.04.17

その人事で会社は変われるか
対談・インタビュー ー 2026.04.10

新任駐在員に捧ぐ!「タイ人と働く」基本理解
組織・人事 ー 2026.04.10

ベトナム個人データ保護法が施行(Decree 356とともに読み解く日系企業の実務対応ポイント)
ASEAN・中国・インド ー 2026.04.10

東南アジアで広がるバイオメタンの事業機会(前編)
ビジネス・経済 ー 2026.04.10

なぜタイでは建設事故が繰り返されるのか – 大手ITDの問題から見える産業構造
ビジネス・経済 ー 2026.04.10
SHARE