カテゴリー: ニュース
公開日 2024.12.06
THAIBIZ編集部は11月、これまで発信してきたコンテンツに対する皆さまの満足度や関心について調査し、今後に役立てるべく読者アンケートを実施し、650名以上の方々から回答をいただきました。ご協力いただきました皆さま、誠にありがとうございました。本記事では、アンケート結果をご報告いたします。
目次
アンケート実施時期:2024年11月
対象:THAIBIZ読者(誌面/オンライン)
項目:印象に残ったコンテンツや関心のあるテーマ、ご意見・ご感想など
有効回答数:653件
回答者属性:自動車関連、製造業、専門サービス、電機部門、食品・飲料、建設業などの20~70代
「THAIBIZのメルマガ」(34.2%)が最多、次いでバンコク市内で配布している誌面(24.7%)と続きました。また、9月頃に新たに誌面配布を始めたアユタヤやシラチャ市内も、小さい割合ではありますが、THAIBIZを知るきっかけの場所になりつつあることが分かり、編集部としても大変嬉しく思います。
・毎回読んでいる(308名)
・たまに(興味のある記事だけ)読んでいる(336名)
・全く読んでいない(6名)
・知らない、または登録していない(3名)
アンケートにご回答くださった方のほぼ全てが、毎回、またはたまにメルマガを読んでくださっていることが分かりました。
10月号の「なぜタイ人は日系企業を選ぶのか?」(アジアン・アイデンティティ)や、5月号の「総合商社の成長戦略 〜 タイを起点にASEANビジネスを拡大」(丸紅タイ)の人気が高く、タイ企業をフィーチャーした9月号「ヒットメーカーが語る!タイの外食産業必勝法」(MKグループ)や8月号「伝統を打ち破れ!タイ老舗メーカーのブランド再生術の極意」(シーチャン)なども多くの方の印象に残っていることがわかりました。
4月号 | 自動車業界における日系企業の取り組み関しデンソー以外の事例 |
5月号 | 丸紅のDX戦略、タイ・ASEANにおける商社の行く末 |
6月号 | 味の素のマーケティング戦略、タイ人社員のエンゲージメント、キャッサバ農家支援活動の詳細、今後のエネルギー施策 |
7月号 | コーンケーン構想の進捗、日タイ協力における規制や限界、他国企業の参入と日本企業の参入の比較分析 |
8月号 | チャトラムーとドイカムの歴史、タイの伝統企業が保守的文化をアップデートする方法 |
9月号 | MKグループの従業員教育、メニュー開発、外食産業の物流事情、高齢社会におけるシニア産業の現況と将来(介護食など)、国境を越えたパートナー戦略の詳細 |
10月号 | 人材募集・人材教育のコツ、他国企業の人事戦略、タイ人上司と日本人部下の関係、タイ人の採用 |
上記は寄せられた回答の一部ですが、皆さまが「もっと知りたい」と思われている点について理解を深めることができました。今後の参考にさせていただきます。
最も多く選ばれたテーマは製造業(59.9%)や自動車産業(56.5%)でした。このほか、選択肢以外の回答として「建築・建設」「インフラのメンテナンス」「タイ政治」「航空産業」「教育関係」「スタートアップ」など様々なテーマを挙げていただきました。
・製造業全般:非日系メーカーのタイ進出予定情報・コスト構造、消耗品調達のMRO市場、製造業におけるIT化、化学産業など
・EVなど自動車産業:日系企業新規進出と撤退の状況、中国企業や他国企業の進出動向、EV含む今後の自動車産業動向予測、タイ政府のEV優遇・インフラ整備計画、自動車関連法規や規制など
・組織・人事:タイ人との働き方やタイの労働法、人事評価制度、社員教育、タイの労働組合の活動と会社側の取り組み、昇給・賞与の平均、タイ人の定年までのキャリアの考え方など
・農業・食品:スマート農業の進展、タイ農業のサプライチェーンや流通、タイおよびASEANの食のトレンド、タイ人に刺さるマーケティング、食品の添加物等の規制など
・エネルギー:カーボンニュートラルに向けた今後の政策と経済界の動向、再エネ動向、天然ガスの枯渇後の政府プラン、バイオマスなど
ほかにも、「日タイ協業事例」や「財閥系企業との付き合い方」など、タイ企業との協創に向けた情報を求められる声も見受けられました。
大きな反響を呼んだ「スズキのタイ生産撤退が意味するもの」をはじめとする自動車関連、農業関連、タイ政治関連の記事などが多く挙がっていました。
また「経済ジャーナリスト・増田の眼」「在タイ日本人駐在員の挑戦」「タイ企業経営者インタビュー」「在タイ日系企業経営者インタビュー」などの連載が人気でした。
「タイに住んでいる人なら知っているであろう企業を取材されているので、タイに関する豆知識を得られるうえ、タイ人とのコミュニケーションを取る際にも役立つ情報が得られて嬉しいです。」(40代/専門サービス)
「日系企業の記事はもちろんですが、タイ企業へのインタビューなどはさすがの情報網で、ガンタトーンさんの情熱を特集記事を通して感じています。今後もTHAIBIZならではの記事を期待しています。」(30代/専門サービス)
「いつも貴重な情報源として拝読しております。一ページくらいはお堅くない情報を入れて頂けるとホッとするような気がします。編集されている方の裏側(取材現場、ご苦労など)載せてもらえるとより親近感がわくかと思います。」(40代/自動車関連)
「日タイの軸だけでなく、タイ中、タイASEAN、を軸にしたものがあると、タイ経済の全体を立体的に理解することができるかと思います。」(50代/専門サービス)
「日本人というよりかは、タイ人の方がどう思っているか、どう考えているかを日本語で発信している媒体であってほしい。」(30代/食品・飲食)
温かいメッセージや編集部へのエール、改善点のご指摘やご要望など、多岐にわたるご回答をいただき、心より感謝申し上げます。
なかにはQ10. 質問項目に対し、このような回答も複数見受けられました。
「いつも楽しんで読ませて頂いております。是非ガンタトーンさんのダンスを見せて下さい。」(60代/自動車関連)
「踊り、楽しみにしています!」(40代/交通・物流)
それでは、ガンタトーンのお辞儀ダンスをお楽しみください。
※こちらは一度だけ開けます。
今回、650名以上の方がアンケートに回答してくださったことに編集部一同、心より感謝申し上げます。皆さまから寄せられた「清き一答」は一つ一つ、大切に拝読いたしました。
THAIBIZではこれまで、タイ社会では広く知られていながら、日本語では情報発信が少ない企業やテーマに焦点を当て、さまざまな角度で紹介してきました。例えば、ワークベンチャー社が発表した「タイの若者たちが働きたい企業トップ50(2024年)」の3位にランクインしたSCGや14位のLINE MAN Wongnaiを取材。
これらの企業の共通点として、「人」を大切にする姿勢が事業成長の鍵であることが浮き彫りとなりました。また、海苔スナック市場でトップシェアを誇るタオケーノイ・フード&マーケティングや、リブランディングで成功した老舗化粧品メーカーのシーチャン、タイスキで絶大な人気を誇るMKグループなど、幅広い業界で活躍する企業への独占取材では、タイ人経営者の経営哲学に触れ、編集部メンバーにとっても大きな学びとなりました。
さらに、日系企業で働くタイ人向けに「日本人を知る」研修や、ワークベンチャー社と連携し「タイ人従業員から見た在タイ日系企業の魅力度調査」を実施するなど、日タイ双方の視点を深掘りし、「組織作り」のヒントとなる情報を提供しました。
THAIBIZは、今回のアンケート結果をもとにブラッシュアップを続け、今後も皆さまの事業活動に役立つ有益な情報をお届けしてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。
THAIBIZ編集部
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